白黒写真で見る 嫁入り道具とそれを運ぶボンネット型トラック | こちら 第二研究室 遊(ゆう)

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くーさー公認唯一「草むらのヒーロー(草ヒロ)」ブログ

亡くなった祖母の写真のPCに取り込んでないものをスキャナーを使って取り込み作業をした。
写真と言っても50年以上も前の白黒写真だ。
祖母が嫁入りしたときの嫁入り道具が写っている写真が数枚あったので、この機会にちょっと紹介しておこうと思う。

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エヤーブレーキの手書き感がなんか嘘くさく感じさせるが、エヤーブレーキだったんでしょうね。

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名古屋の嫁入り道具は立派であると言われるが、昭和30年代頃では十分立派なものだったんだろう。
家具に自転車、ミシン、布団などの品々が見られる。
しかしこの嫁入り道具には少々疑問がある。
私が知る祖母の様子からすると、ミシンを扱えたのかが不思議だが裁縫はある程度できたと思うが。
さらに自転車なんて乗れないのでこれは祖母用の物では無いことが分かる。
このリッカーミシンは国産のメーカーであるが、現在は存在しない。

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誰かわからないが学ランを着た少年が嫁入り道具を運ぶピカピカのトラックの前で写真を撮っています。
白黒なので実物のカラーが分からないが、この色の暗さから緑か青色のボディー色だと思われる。
当然気になるので、トラックはどこのメーカーの物か調べてみました。
日野かいすゞか日産あたりかと思ったら、以外にも地元愛知のトヨタ製であることが判明。
その名もトヨタFA型トラックであった。
1954年(昭和29年)発売のトラックで、別の写真を見ると最大積載量が4000kgとなっていたので4t車だろう。
方向指示器は現代の点滅式とは異なり、当時トラックバスなどの大型車の主流だったアポロ式(矢羽方向指示器)が見受けられる。
そもそもトヨタのボンネットトラックと言うこと自体、今となっては貴重なものだと言える。

こういう写真が見られたのも祖母がいたから今こうして見る事ができるのだから、改めて感謝しなくてはいけないなぁー。