カサンドラ症候群は兄弟児のこと?



カサンドラ症候群はパートナーや家族など身近な人に自閉スペクトラム症(ASD)があり、情緒的な相互関係を築くことが難しく、心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、心的外傷後ストレス障害などの心身症状が起きている人のこと。



しかし、医学的な診断、学術研究や調査で使われる診断基準であるアメリカ精神医学会のDSM5、行政や統計などで使われるWHOの診断基準であるICD10にはカサンドラ症候群という言葉はありません。







カサンドラ症候群は昔からある兄弟児というワードに似ている。



兄弟児とは発達障害の兄弟をもつ子供のこと。



兄弟児は兄弟に発達障害がいることから学校でいじめられたり、家で発達障害の兄弟が暴れるなどして心身ともに辛い思いをしたりしていることを示す。



カサンドラ症候群と兄弟児は同じような意味だが、カサンドラ症候群のほうがパートナーや親族も含むことから広義である。



発達障害の方の身近にいる人たちは本当に辛い思いをしています。



もちろん、発達障害である本人も。



発達障害の方や、その周りにいる方がもっと生きやすい世の中になることを願っています。