これまでに第三、第二砲台跡をご紹介しましたが(第一は割愛)、残るは第四、第五砲台跡と、島の一番北にある虎島堡塁があるのですが、
第五砲台跡は夜見島砲台跡の雰囲気とは違うので割愛します。
虎島堡塁の方は潮の満ち引き加減で時間的に渡れない事があり、しかもあまり人が行かない為かなり荒れているそうなので今まで一度も探索に行けた事がありません
そんな訳で残る第四砲台跡と、旧海軍聴音所をご紹介します。
探照灯跡(サーチライトが設置されていた場所)という場所もありますが、そちらも特に作品と関係ないので割愛します。ご了承下さい。
まず聴音所の方から。遊歩道にある案内板に沿って移動しますが、結構道から外れた場所にあります。意外と遠い…
聴音所とは近海に潜水艦が侵入してきた際に察知する為の施設の様です。
設備等は一切残っていないのでどうやって察知するのか分からないのですけど。
SIREN2とは直接関係ないのですが、今にも崩壊しそうなこの外観のインパクト…なかなかすごくないですか!
内部も相当痛んできているので、近い内に入れなくなるんじゃないかと危惧しています。
友ヶ島には沢山人が遊びにきますが、残された戦跡は劣化の一途をたどっており、実は今からご紹介する第四砲台跡も現在立ち入り禁止になっているようです。
去年島を訪れた際、立ち入り禁止のロープが大分手前に張られており、案内板も外されていたので「入るな」という事なのでしょう。
でも私的にこの第四砲台跡が第三砲台跡に続き、見どころスポットだと思っています。
今後、残念ながら行けない方の為に少しご紹介したいと思います。
最初にほぼ崩壊した将校宿舎が目に入るのですが、その奥に三つ弾薬庫が並んでいます。
第四砲台跡はあまり陽が当たらないので薄暗く、不気味な雰囲気が出ています。
砲台跡には右手の壁にある通路から入れます。
やたらと床が濡れていますね。
地下水が漏れ出ているのでしょうが、雨降りの翌日なんかは雨が流れ込んできていて靴がドロドロになります。
第三砲台跡とは違って結構荒れています。
こちらの方がラピュタ感が一層漂っているのではないでしょうか。
ここ第四砲台跡の見どころは、この観測所と、その地下にあります。
観測所の壁をぐるりと溝が囲っており、途中地下に降りられる螺旋階段があるのです。
螺旋階段の下はこんな風になっています。まるで地下迷路
断っておきますが、実際は真っっっっ暗です。
真横の壁にカマドウマがくっついていたり、大きめの蜘蛛なんかも出現するので注意が必要でした
この友ヶ島砲台跡だけでなく、周辺の深山砲台跡、男良谷砲台跡、加太砲台跡等も過去に巡ってきました。
ほぼ同じ時代に造られたものなので雰囲気や構造は似ていますが、現在の生活風景に溶け込んで倉庫などに転用されてしまったものや、残念ながら半分以上壊されてしまったものもあります。
今後の学習の為にも極力今の状態で保存される事を願っています。
拙いレポになりましたが、これにて友ヶ島編は完結です。
次回、また聖地巡礼レポでお会いしましょう♪