自分は仕事を楽しんでいる。


もちろん、

上手くいかないことや辛いことも多いけど。

でも、根本的には常に楽しんでいるのだ。





仕事は主体的に取り組むと、

何倍も何十倍も楽しくなる!


それに気づかせてくれた人がいる。








大学生の頃、

工事現場でガードマンのバイトをしていた。



ある日の現場は、

国道から左折して、

細い道路に入った先にある工事現場。


国道から細い道路に入る信号のないT字路が自分の受け持ちだった。


現場で掘り出された土砂がダンプで運ばれる






自分はガードマンの制服を着て、

ピカピカ光る棒を持たされた。


パッと見は、完璧なガードマン。。

でも中身はただの学生なのだ。

特に説明も受けておらず、一人ぼっち。

何したらいいかわからずボケーと立ってた








ダンプは何台も行き来する。


国道から入る時は問題なさそうだ。

どのダンプもスムーズに国道から左折で現場に向かって入って行く。


でも現場から戻ってきて、

土砂を積んだダンプが

国道に出る時が、

チョット大変そうだった。







ダンプの運ちゃんは、一時停止して、

車が来ていないか確認して国道に出る。


土砂を満載にしてるから、

ダンプも停止とスタートでしんどそう。。







でも学生の時の自分は、

車もまともに運転した事もないから、

運ちゃんの気持ちもわからない。。


何をやってあげれば、

運ちゃんが助かるのか想像もできない。





なんか大変そうだな〜


と思いながら、

ピカピカ光る棒を握りしめたまま

ボケーっと突っ立ってた自分、、、








早く時間過ぎないかな〜

暇すぎて苦痛だった…


すると、

ある運ちゃんが自分の前にダンプを停車!








運転席の窓ガラスが開いて、、


-運ちゃん-


ボケーとしてっと、

カラスにフンかけられっど!


と、怒鳴られた!







えっ、、、


と、怯んだのだが、

その時に自分はピーンと思った。

「やっていいんだ!」


なんか知らんが、

勝手なことしちゃいかんと思い込んでいた。







よし!

運ちゃんの役に立つゼ!

と、そこから

ピカピカ光る棒を振りまくった。


国道に車が来ていて、

ダンプが停止の必要がある時は、

「止まれ〜」と棒を横にして掲げた。


国道に車が来てない時は、

「行けー!」と棒をぐるぐる回した。






でも、、、






それでもほとんどのダンプが

一時停止まではしないが大きく減速、、


なんでかな〜?

と考えて、思った。







そして一つ仮説が思い浮かぶ。

俺のこと信用してないかも



実験してみた。


車が来てない時は、

国道の真ん中まで自分が出て、

体を張って車が来ていない事をアピール!


ピカピカ棒をぐるぐる回して「行けー」







すると、

ダンプはスムーズに国道に出て行く!


実験成功だ!






なんと、

国道に出て行くダンプの運ちゃん、

「パ、パン」

とフォーンを鳴らしてお礼してくれる!


手を挙げて挨拶してくれる運ちゃんもいた!






「なんか、嬉しい〜」







この時、

自分は気付いたのだ!


仕事は自ら試行錯誤するものだと。

何をすれば役立てるか考えるんだと。


そうすると仕事は何倍も面白くなる!

仕事を通して人の役に立てたら嬉しい!







これが原体験となり、

その後のバイトも会社員時代も自営でも、


どうすれば人の役に立てるかを想像し、

色々な方法を考え試し実験する様になった。







今もなんだかんだで、

楽しく仕事できているのは、

その時ダンプの運ちゃんのおかげだ。


ちょっとした気付きで

人生は大きく変わる!