
われわれ現代日本人の伝統的な社会観や美意識を支えているのは武士道です。そしてその根幹には「陽明学」があります。
僕の中での混沌としたつながり、
儒教?五経?武士道?西郷隆盛?安岡正篤?言志録?論語?朱子学?中江藤樹?大塩平八郎?陽明学?
これらを、ずばばっっと明快につなげてくれたのが本書です。
すなわち
儒教の経典四書五経(大学・中庸・論語・孟子・詩経・書経・礼記・易経・春秋)
孔孟の教え
↓
朱子学(性即理)
↓(↑批判)
陽明学(良知を致す=致良知)
王陽明• 伝習録
↓
中江藤樹(日本の陽明学の祖)
↓
熊沢蕃山(中江藤樹を継承)
↓
佐藤一斎(言志四録)
↓
大塩平八郎(洗心洞箚記)
↓
西郷隆盛(西郷南洲遺訓:言志四録・洗心洞箚記を愛読)
↓
(以下頭山満、中村天風、安岡正篤・・・と続く)
この本の面白いところは、大塩平八郎が語り手であること、
そして朱子学や頼山陽をコテンパンに喝破していること・・・
頼山陽といえば箕面の滝にも句碑があって、
「江戸時代の漢文の名手」という印象だったのですが・・
いや、何が本当かはわかりませんよ。
でも「モノサシは一つではダメ」ということですね。