あずまくもの寝かしつけに失敗しちゃう創作童話集 -5ページ目

あずまくもの寝かしつけに失敗しちゃう創作童話集

「あるところに~」から始まる子供向けの創作童話です。初めて聞く物語として、お母さん、お父さんが子供達を寝かしつける時に活用してもらえればと思います。逆に続きが気になって寝られないよ~という本末転倒なお話が作れたらなぁ……

あるところにゴキブリ達がおりました。

 

何やらお話し合いをしている様子。

 

「なあ、俺たち何か悪いことしたか?」

 

あるゴキブリが言いました。

 

「してない。してない。絶対してない!」

 

「じゃあ、なんで人間は俺たちを殺そうとするんだ?」

 

「ほんとだよ!せまーいすき間にひっそりと住んでいるだけなのに!」

 

「人間が捨てた食べ物をちょっぴり拝借しているだけだしな!」

 

「みつかったら、お邪魔しましたーって、すばやく隠れてるし!」

 

「目立たないように、体は黒くしてるしね!」

 

「でもキレイにツヤツヤお手入れは欠かしていないよ!」

 

「黒は黒でも、カブトムシのやつなんか、虫かごに餌まで用意してもらっていやがるんだぜ!

 

ゴキブリ達は不満たらたら。

 

すると、そこに蜘蛛がやってきました。

 

「カブトムシを羨ましがっても、しょうがないんじゃない?」

 

ゴキブリ達は口々に言いました。

 

「どうして?だって同じ黒い虫なのに。あいつらは虫かごと餌があるんだよ」

 

「そうだよ、僕らの方が足が速いし、壁だってササササーッて登れる」

 

「背中だって、あいつらよりもツヤツヤしているもんね」

 

ゴキブリ達は得意げに言いました。

 

蜘蛛は答えました。

 

「それ、全部人間が嫌いなことじゃん……」

 

すると、そこに話を聞いていた蚊が飛んできました。

 

ゴキブリ達からは歓声が上がります。

 

「蚊さん、君も同じだ。すぐ俺たちを殺そうとする人間ってムカつくよね?」

 

蚊はニヤッと笑って言いました。

 

「ムカつく?なんでだい?」

 

「だって、君が飛んでいるだけで、人間は君を殺そうとするだろう?」

 

「ハッハッ、そりゃ当たりめぇだろ。俺は人間様の血を吸っているんだからね」

 

ゴキブリ達は不思議そうに言いました。

 

「でも、血を吸っていない時でも、殺されそうになっているじゃん」

 

「やれやれ、分かってねえなぁ。そのスリルがいいんじゃねえか。

 

おめえらは、俺のことも人間のことも分かってねえ~よっ」

 

蚊は続けて言いました。

 

「さっきから聞いていると、何だって?

 

僕達は、せまーいすき間で、捨てられた物を食べて、

 

人間の邪魔にならないように、静かに生きているだけなんです~ってか?」

 

「そりゃ、チャンチャラおかしいぜ!

 

おめえ達は、何にも悪いことはしていないって言うけどな、

 

よし、一つ大事なことを言ってやろう」

 

「おめえらさ、何、勝手に人様の家に上がり込んでんだよ!」

 

「あっ……」

 

「おめえらはな、人間様がどんだけ頑張って家を建てているか知っているか?

 

何十年も借金抱えて、汗水たらして金を稼いで建てた家だ!

 

そこにおめえらは住み着いて、な~にが、

 

『僕たちはせまーいすき間にひっそりと、生きているんです~』だよ!」

 

「全くもって、勝手な奴らだ。俺はなぁ、人間様とは血をかけた戦いをしている仲だ。

 

そんな、深い付き合いをしている人間様を侮辱したら、いくら同じ虫だからって

 

許さねえぞ!」

 

ゴキブリ達はシュンとしてつぶやきました。

 

「僕らは自分達のことしか考えていなかった……」

 

「いったい、どうしたらいいのかなぁ……」

 

蚊は今度は、ヘンっと鼻で笑って言いました。

 

「おめえらは、何年も人間様の家に住んでいるんだろう?

 

いいか、筋を通すのが人間ってもんだ。

 

ゴキブリの力を見せてやれよ」

 

蚊の言葉にゴキブリ達は、ハッとしました。

 

ゴキブリ達は目と背中を輝かせ言いました。

 

「そうだ、そうだ。僕たちはできる!今日からみんなで特訓だ!」

 

つづく

 

続きはこちら

 

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今日はここまで。

 

ここまでご覧頂いて有難うございます。

 

乱文失礼しました。

 

粗い文章はご容赦を。

 

無断転載お断り。

 

ではまた次回。

 

あずまくも

 

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