スコーピオンズの1978年の来日公演のライブアルバム「TOKYO TAPES」。
私はこれを79年にレコードで購入しています。ジャケットは違いますが。
「ヴァージン・キラー」というアルバムがとても好きで、その中からの曲が多く、
ライブで聴けて嬉しかったんですが、残念な事に1番好きな「キャッチ・ユア・トレイン」が
収録されていなくて、やっぱり難しい曲だから演奏されてないんだなと、長年思ってました。
最近、Youtubeでその「キャッチ・ユア・トレイン」のライブ音源を発見しまして驚きました。
なんと演奏していたし、その「TOKYO TAPES」のデラックスエディションのボーナストラックとして
CD発売されていたのも知らなかったです。今更過ぎますが(笑)とても感動しています。
「キャッチ・ユア・トレイン」のライブ。
「キャッチ・ユア・トレイン」の原曲。
あまりにも原曲の迫力がスゴすぎて、ライブの方が軽く感じますが、こうして聴けるのは嬉しいです。
なんたってウリ・ジョン・ロート(私の時代はウルリッヒ・ロートって呼んでました)のギターがブッ飛んでます。
当時ストラトキャスターを弾くハードロックギタリストって、リッチー・ブラックモアしか知らなくて、
このウリのギターを聴いた時「何を弾いてるのか全然わからない」と。今でもわからないんですが(笑)
スコーピオンズは半音下げチューニング(「ブラック・アウト」だけなぜかレギュラーチューニング)なので
チューニング変えるのも面倒。変えてもコピーできませんが(笑)
速弾きもバッキングもスゴイですが、大きな揺れのヴィブラートと弦が切れそうに上げるチョーキングが驚異で。
アーミングもグニョグニョですがチューニングは狂わないし、今聴いても恐ろしいプレイです。
こういうフレーズを弾くギタリストって当時、他に聴いた事ないです。
ボーカルのクラウス・マイネの歌声もスゴイですね。
見た目がロニー・ジェイムス・ディオに似ているのも(私だけそう思ってるのかな?)、
リッチー&ロニー、ウリ&クラウスの関係と同じなのかと勝手に思ってました。
このライブアルバムは全曲テンションが高く、パープルの「ライブ・イン・ジャパン」と同様、
初来日でこんな演奏ができるなんて素晴らしいです。名盤と呼ばれるのは当然の事ですよね。