和歌のルール | K's読書室

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読んだ本の紹介をしたいと思います。

「和歌のルール」(渡部泰明、編/笠間書院)を読了しました。
この本は、和歌のルールのうちの10個を解説したものです。
表紙によると、「高校の教科書に載っている作品を中心に和歌の魅力を味わうのに十分な10のルールを選びました。初めて和歌を読む人々を思い浮かべて書かれた、わかりやすくて本格的な和歌案内書です。」とのことです。
また、「おわりに」によると、「和歌は、千年以上の長い歴史をかけて日本の文化伝統を作り上げてきました。この本は、そういう高い見地に立って作られましたし、そういう見地から読んでいただきたいと思います。」とのことです。
私が思うのは、「古今和歌集」や「百人一首」といった作品を読むと、確かにこういう技法は使われていたような気がしますけど、最近の「現代短歌」を読むと、あまりこういう技法はあまり使われていないなと感じます。今後、こういう技法が「復活」することはあるのでしょうか。
最後に、目次を記しておきたいと思います。
第1章 枕詞(まくらことば)
第2章 序詞(じょことば)
第3章 見立て(みたて)
第4章 掛詞(かけことば)
第5章 縁語(えんご)
第6章 本歌取り(ほんかどり)
第7章 物名(もののな)
第8章 折句・沓冠(おりく・くつかむり)
第9章 長歌(ちょうか)
第10章 題詠(だいえい)