「易経講話 一」(公田連太郎、述/明徳出版社)を読了しました。
私は、最初は、黙読していたのですが、途中からは、易経の原文の書き下し文は、音読することにしました。その方が、体にしみわたる感じがして、読んでいて、充実感があったからです。
この本は、「易経講話」という5冊組の本の第1巻目です。いきなりお金の話をするのも、いかがなものかと思われるかもしれませんが、5冊で、「66000円」でした。1冊1万円以上します。数年にわたって、買おうか買うまいか迷っていたのですが、一念発起し、奮発して買うことにしました。結論としては、買ってよかったとなります。
さて、この本は、私の理解では、易経のすべての文章について、詳しく解説していく本です。読んでいて思うのは、今の時点では、陰と陽とは、めぐっていくものなので、おごり高ぶってもだめだし、滅入ってしまって意気消沈してもだめだということです。必ず、機はめぐってくるということです。私は、うまくいったこともあるけれども、うまくいかなかったこともあります。それを思う時、この本の言葉が、身にしみる感じがします。迫ってくる感じがします。私は、この本ほど詳しく書いてある易経の本を読んだことはないのですが、何冊か、易経の本を読んだことがあります。それらの本の言葉をも借りて言うとすれば、「時中」が大切ということです。機がめぐってくるということです。たいへん励まされる本です。また、常に気を引き締めて、行かなければならないと、警告を発している本でもあります。以前読んだ、佐藤一斎の「言志四録」の言葉も借りるなら、「敬」を、逆境の時も、順境の時も、貫くことが大切になります。
次は、第2巻である、「易経講話 二」を読み進めることにしたいと思います。我が身を振り返りながら読み進めていきたいと思います。また、今後の身の処し方についても、思いを巡らせながら、読み進めたいと思います。もちろん、原文の書き下し文は、音読していきます。