jコルトレーンと共演 | オーナーの読書室

jコルトレーンと共演

昨日、私はコルトレーンと共演した。といっても、ご想像のとおり、レコーディング上のことであるが。最近、知人からケータイにICレコーダー付きが出ていると知らされて、さっそく機種変更したのだ。このICリコーダー機能は、各メーカーから当然のように出ていのだが、他のことには何の興味もない私は、当然一番安いものにした。たまたまそれはこれまでの同じサンヨー製であった。

吹き込んだ曲は、私が常々練習している、コルトレーンのブルースの曲でもっとも簡単な、“ビレッジブルース”である。これは、アトランティック時代の

「コルトレーン・ジャズ」という比較的地味なアルバムの一曲である。それでも、ピアノとドラムは、マッコイ・タイナーとエルビン・ジョーンズだ。いわゆるコルトレーンのクラシックカルテットといわれている、ジミー・ギャリソンがまだ参加していない時期で、この歴史的なカルテットの原型ともいうべき時期のものである。


 さて、最初のテーマは“ひじょうに”簡単であるにもかかわらず、とちってしまった。オーディアンスがいなくても, 録音しているというだけで、あがってしまったのである。トレーンのアドリブの部分では、やや遅れてフレーズをなぞってゆく。まったくたどたどしい。まるで子供が駄々をこねているような状態。つらつら思うに、私とトレーンのこの演奏時点での実年齢は、当方57歳にして、トレーンは当時、31歳である。トホ。前回も同じようにこの曲を録音して、ある女性客に聴かしたのであるが、彼女は・・・涙を流して笑っていた。おれはコメディアンか。


 閑話休題、それでもマッコイのピアノソロの部分では、私は自分なりのフレーズが吹けたのではないかと思っている。うそかまことか、私の店に来られれば、当店のオーディオシステムでお聞かせしますよ。店主敬白(軽薄?)