私の職場は精神科病院のリハビリテーション科です。

ソーシャルワーカーなのにリハ科?と思われるかもしれませんが、精神科病院のデイケアで勤務しています。




私の同僚には数年前にがんで親を亡くした華さん(仮名)という看護師さんがいました。
詰所で患者さんから隠れてよく目を真っ赤にさせていたこと、
何度となく家族から呼び出され、よく勤務変更があったこと、
それでも、誰一人華さんを責める人はいなかったことを覚えています。


同時期に、末期がんと闘う親を持つ同僚もいました。

入職前、父親をがんで亡くした同僚もいます。



見渡してみると、意識していないだけで、がんってとっても多い病気なんですね。






それでも、うちの職場は余るほどの人員がいるわけではありません。








今後、父が運転できなくなると、我が家で車に乗れるのは私だけになります。

父に何かがあった時、妹よりも一緒に住んでいる私が母につくのが普通でしょう。



職場は限られた人数で回しているものの、やはり父にはできることをしたいと思ってしまいます。


うちの職場なら、説明したら許してもらえるかもしれない。






そう思い、華さんに連絡をしてみました。
誰にどこまで話せば良いのか、どのように協力を仰げるか聞くためです。



華さんは夜遅くに連絡したのに、快く電話をかけてくれました。

そして、まず上司に全部事情を説明したこと、同僚にも詰所で泣いたりすると驚かせるから、雑談の中で伝えていったこと、

何より、自分が働きやすいように、早い段階からの環境つくり、味方つくりをしておくこと
をアドバイスしてもらいました。



また何かあったら言っておいで、という華さんの優しく、力強い言葉にとても安心しました。