先日の長崎市で行われた平和祈念式典に、
ガザでの戦闘を続けるイスラエルを招待しなかったことで、
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの六か国が、
在駐日本大使の不参加を決定しました。
風が吹いたら桶屋が儲かる、みたいな話ですね。
長崎市がイスラエルを招かないなら俺たちも参加してやらねえよ、って。
それって単に彼らが、ユダヤ人迫害に関して負い目があるからでしょ?
当日、東京都の増上寺で行われた慰霊祭には、
アメリカのエマニュエル駐日大使が参加されていました。
彼は原爆使用国側の人間として祈りの場を求めたにちがいありません。
アメリカ本国はこの件についてノータッチらしいです。
ユダヤ人に対して欧州ほどの負い目はないもの(むしろ支配されている立場)
日米ひいては国際問題に発展すると心配してる人もいましたけど、
欧米人である彼らだってわかっているのです。
日本人がイスラエルに遠慮する理由は何もないことを。
第二次大戦当時のイギリスは、
ドイツをソビエト共産国家の防波堤とみなして、
両国が戦争になることを望んですらいました。
ドイツがソ連と仲良くなったら西側が脅威にさらされるからです。
だからナチスがユダヤ人を強制収容していることを知りながら、
ドイツとの融和関係を維持するために黙認していたのです。
👆ヒトラーに敬礼をした若き日の故エリザベス女王
ユダヤ人を迫害した当事国のドイツはもちろん、
もともとユダヤ人を迫害対象にしていた欧州各国は、
ナチスによる大量虐殺を放置したという事実も加わって、
ユダヤ人に対しての贖罪意識が強いのです。
ウクライナのゼレンスキー大統領の偉そうな態度にも寛容なのは、
彼がユダヤ人だから、ではないでしょうか。
日本は戦前、ドイツの同盟国でしたけれど、
日本の外交官、杉原千畝はユダヤ人の亡命に尽力しました。
日本に亡命してきたユダヤ人を迫害した歴史的事実もありません。
だから欧州各国のようなユダヤ人に対する負い目は何もない。
オトモダチのアメリカもイスラエルの戦争を支援していますが、
中立を貫く岸田政権に対しては何も要請していません。
(ほかにいろいろ要請しているというよりは日本が忖度しすぎなのです)
アメリカの駐日大使が長崎市の式典に不参加を決めたのは、
欧州と足並みをそろえないとまずい立場にあるからかもしれません。
トランプ政権になったらウクライナから手を引くんだろ?
NATOの一員としてウクライナを混乱させてロシアを怒らせた挙句、
ヨーロッパの問題にはもう干渉しない、なんて許さんからな!
とか脅されて行動を共にしたのではないかしら(個人の妄想です)
もしトランプ氏が返り咲いたら NATO首脳会議 米の関与低下を懸念
平和を目指すなら、コオロギを食わせる欧州がらみの組織はなしにして、
日中米露で北太平洋条約機構を発足させたいです。