五輪開催中のパリでは観戦客である日本人が戸惑っています。
パリに滞在していて困るのが、トイレです。
日本のように、駅に必ず設置されているわけではないし、
トイレを借りられるコンビニがあるわけでもありません。
トイレを求めてデパートに入っても1か所しかないこともあり、
結局はカフェに立ち寄ってエスプレッソを頼み、トイレを借りる・・・
救世主となってくれるのが仮設トイレです。
競技会場の内外などに設置され、観戦客らも次々に利用。
ただ、日本でもおなじみの個室タイプではなく、たじろぐものもあります。
円柱を4等分し、間仕切り部分を除いて内側へくりぬいた、男性の「小」専用。
背後を覆うものはなく、その丸腰ぶりは明らかで、
「丸見え」とは言わないまでも「チラ見え」の懸念はあります。
利用者に声をかけてみると、アイルランドから来た観戦者は、
「こういうところにトイレがあると便利。ちょっと我慢していたので、すっきりした」
と爽快感を強調した一方で、「周りの目は気になるよね」と苦笑い。
「誰かに見られているようで、速く済ませようと思ってしまう」
パリ近郊からの観戦者は、
「全然、気にならないよ。(小用中にこちらを)見る人なんて誰もいない」
「競技場内の男子トイレだって、こんな感じだよ。どうして気になるの」
と、逆に質問されるとか。
私が子供の時代は、学校のトイレだって入り口は男女共用、
中は個室と向き合う形で小便器がずらりと並んでいました。
男子が個室を使おうものなら「ウンコ野郎」とはやし立てられた時代。
男子が個室トイレを所望とは世の中もずいぶん変わりましたねえ。
<体が求める生理現象に我慢は禁物。「郷に入りては郷に従え」の精神で>
それよりも!
パリ五輪 トライアスロン セーヌ川の水質悪化でスイム練習中止
先日パリ市長が泳いで水質良好をアピールしてましたが、
雨が降ると下水菅の汚水があふれて川に流されてしまうという、
東京都の汚水処理と同じ方法を採用しているらしいです。
そういえば開会式が雨でしたね。
突風にも負けずに咲くヒマワリのようにたくましくありたい。