「月刊日本」7月号<巨大な負の遺産 リニア新幹線>より
アルプス地下のトンネル工事で水が湧いて井戸が枯れる、
トンネル掘ったら膨大な残土の処理に困る、
リモートワークの時代にあえて超高速の乗り物は不要、
もともとは民間事業なのに人件費や資材費の高騰で税金を投入、
そんな時間とお金をかけて開業しても採算がとれそうにない
リニア新幹線のトンネル工事は史上最大の難工事だそうです。
リニア新幹線は本当に必要なのでしょうか?
実はリニアの真の狙いは日本での開業ではなく
他国、特にアメリカへの輸出なのです。
<本来超電導リニア技術が実用化できるならば、
日本のように山の多い国ではなく、
アメリカやヨーロッパのような平坦な国で利用すればいい。
しかし欧米はすでにリニアから撤退している>
<つまり、リニア新幹線は完成するまで、
どれだけ時間と金がかかるかわからず、
どれだけ時間と金をかけても本当に完成するかもわからず、
仮に完成したとしても環境や生態系を破壊する上に、
採算も取れない恐れがあり、
そもそも日本や世界に必要なのかもわからないということです>
残土置き場の確保にもお金。だからやめられない。
けれどもすでに莫大な税金(7兆円)の投入が決定されていて、
総理大臣以外には誰も中止を決断できません(今のキッシーじゃ無理ポ)
そこで!
先日、静岡県知事をお辞めになった川勝平太氏は、
「リニア新幹線の開業を断念してトンネル工事を中止する代わりに、
すでに建設した中央新幹線は実験線として、
リニアをアピールする場として活用し、
他国に輸出する戦略に切りかえるべきではないか」と、
筆者であるジャーナリストの森功氏に語りました。
何でもかんでも「ただ反対」している人たちとは違うんです。
今あるものを利用して観光地として利用してはどうでしょう。
なかなか完成しないけど入場料を取るサグラダファミリアのように・・・