タイトルは好戦的なチャーチルが若いときに発した言葉です。
否定的な意味はなく事実を述べているだけのようです。
なぜなら彼はのちに世界を醜い戦争に引きずり込みましたから。
王様の戦争は王様が決めて王様も戦います。
でも民衆の戦争は民衆は煽るだけで責任を負いません。
今の日本にも勇ましい主戦論者がいますけど、
みなさん日本のために戦うのは自衛隊だと思っていますよね。
自衛隊だって一人ひとりは国民であり家族もいるのです。
本気で言ってるんですか? っていつも思います。
」」
いつの世にもいるんですよね、言葉だけは勇ましい連中が。
政府が戦争だけは何とか回避しようと交渉しているのに、
何も知らずに弱腰外交だとかいって戦争を煽る輩が。
日米開戦時の総理大臣は東条英機でした。
彼を総理大臣に推したのは昭和天皇です。
天皇陛下は、陸軍大臣の東条なら、
好戦的な陸軍をうまく抑えて対米戦争を回避、
してくれるだろう、と期待なさったのです。
ところがアメリカは、日本が戦時体制に移行した! と騒ぎ、
日本の報道も陸軍大臣の内閣なら、開戦覚悟だと国民を煽りました。
ロシアとウクライナの紛争では平和国家の日本人の多くが、
紛争当事国の片方をまるで運動会のように応援しました。
子供にまで募金活動をさせて、自主的にウクライナの旗を振り、
ウクライナがんばれ、ロシアは負けろ、と官民挙げて騒ぎました。
紛争解決屋の伊勢崎賢治さんが「本当に残念だ」
とネットに投稿しておられましたが、全く同じ思いです。
戦争を知る世代がいなくなる時が怖い、というのは、
戦争をしたがる人が増えるという意味ではなく、
戦争に向かっている状態に気づかない人が増える、
という意味なのかもしれません。
これを「茹でガエル状態」というそうです。