人種差別を連想 Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」MV炎上
昨年末のレコード大賞受賞者のミセスの新曲MVは、
時代を超えたもの同士が出会ったら、というテーマで、
メンバーが扮したコロンブスとナポレオンとベートーベンが、
類人猿の集まりに参加して交流するという内容のものです。
ナチスの制服っぽい衣装がユダヤ人団体から抗議を受けた、
槻坂46と違って、当事者から文句が来たわけではなく、
ネットで差別的、コロンブスは奴隷商人、などという批判を受け、
MVの公開が停止されたというものです。
数年前にも人気絶頂だったRADWIMPSの「HINOMARU」が炎上。
作詞の野田氏は「不快な思いをさせてしまった」
と謝罪してましたけど批判する人々というのは、
ミュージシャンのRADWIMPSがグローバルなリベラル派だ、
と勝手に思いこんでいた方々なのでしょうね。
<さぁいざゆかん 日出づる国の 御名の下に
どれだけ強き風吹けど 遥か高き波がくれど
僕らの燃ゆる御霊は 挫けなどしない
胸に優しき母の声 背中に強き父の教え>
全部読んでも何が軍国的なのかさっぱりわかりません。
文語体の、未来に向かう若者への励ましの歌です。
イギリスやアメリカの国歌の方がよほどヤバいでしょ。
偶然に発見したネット記事からお借りした言葉から。
<どんなテーマで曲を書こうと基本的にはミュージシャンの自由です。
もちろん、きわどい表現には反発がつきもの。・・・
しかし作品に対する強い信念があるのであれば、
謝ったり言い訳したりする必要などどこにもないわけです>
先輩たちも、み~んな悩んで大きくなった♪
美輪明宏さんが友だちの母親をモデルにした「ヨイトマケの歌」
土方、ヨイトマケ、が差別語だからと民放連盟から要注意指定され、
それ以後、NHKだけが自粛せずにカバーもされて歌い継がれてきました。
ヨイトマケという言葉自体を葬る、そんな社会のほうが問題ではないでしょうか。
レコード会社が「政治的配慮」から突然発売中止を決定します。
その後はコンサートやラジオなどで歌われていましたが、
グループが直後に発表した曲が「悲しくてやりきれない」でした。
電力会社に忖度した所属レコード会社がCDを発売禁止。
ソ連から亡命してその頃に来日したピアニストのブーニンが、
日本は自由ですばらしいとおっしゃったそうです。
確かに国家権力による縛りはないんですけどね・・・。
これもたぶん、永遠に放送されなさそう・・・
一般国民が避けたがる、肢体不自由児の世界観が描かれた切ない歌です。