ノルマンディー上陸作戦80年 仏政府、猛反発受けロシア招待撤回

 

第二次世界大戦中、最も死者が多かった独ソ戦。

ソ連兵だけで1200万人、ドイツと周辺諸国を合わせて、

3000万人以上が犠牲になった1941年から1945年の戦いです。

この戦いでソ連はドイツに勝利しヒトラー政権は壊滅するのですが、

ドイツの隣のフランス1940年からドイツに占領されていて、

1944年の6月6日、連合国軍のノルマンデイー上陸で解放されました。

 

 

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この米・英・カナダなどの連合国軍による上陸作戦に、

ロシアの前身のソ連は直接参加していませんが、

ドイツはソ連との戦線に戦力を割かれ、防御が手薄になり、

それによってノルマンディー作戦が成功したのです。

フランス政府は4月「旧ソ連の多大な貢献と犠牲をたたえる」

との理由から6月6日の式典に一度はロシアの招待を決めました。

これまでも節目となる式典には敵国だったドイツも招かれていて、

ロシアのクリミア半島併合後はロシアとウクライナの大統領を招待。

欧州の平和と緊張緩和を願う象徴の場だったわけです。

 

 

関連する画像の詳細をご覧ください。2019 - PRIF BLOG

 

ところが今回はロシアとウクライナが紛争の真っ最中。

ウクライナは独ソ戦では旧ソ連の一員として戦い、

ドイツ軍によって最も多くの犠牲者を出した地域(民族)です。

この時期にロシアを連合国軍代表として招待するのは不適切、と

フランスの歴史学者たちが猛反発したことも撤回の理由でした。

こうなったら当座、ウクライナ旧ソ連代表にするのはどうでしょう。

ゼレちゃんが原爆投下のビデオに十字を切ってくれれば最高ですね。

(今年は原爆ビデオ、なかったのかしら・・・)

 

 

関連する画像の詳細をご覧ください。kifuru:コーヒーと音楽のブログ オバマとプーチンの人間性・・・ノルマンディー上陸記念式典で

天には栄光 地には平和あれ

昨日の夕食はロシア産紅鮭のクリーム煮でした。

 

フランスが記念式典にロシアを招待しないと決めた翌日、

ロシアのペスコフ大統領報道官は、記念式典について

「訪問の計画はなかった」と話し(大人だわあ~♪)、

ロシアにとって重要なのは、第二次世界大戦の

対ドイツ戦勝80周年にあたる2025年だと強調。

「80周年の記念行事が最優先事項だ」と述べたそうです。

フランスの対応を直接非難するわけでもない、やっぱ大人だわあ~♪

 

 

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2番目と3番目の奥さんが日本から経済制裁されている色男

 

日本も来年は終戦から80年なんですね。

それこそ世界中から代表を招待して、

新しい政権の下で華々しく平和イベントを開催したい。

 

 

 

  

 

    

フランスとロシアのトリコロールでまとめてみました。