離婚後の共同親権とは、
離婚後も共同で子育てに関われよ、という意味ではなく、
これからは共同で子育てに関わってもいいよ、という意味です。
「父親から母親へのDVが原因で別れたのに
離婚後も子育てで協力し合えなんてとんでもない」
という意見がありますが、協力しろよという法律ではありません。
協力してもいいよ、ですから、しなくてもいいのです。
共同親権のアメリカでも親たちはそれなりに悲しい・・・
<現行制度では、離婚後は、父母どちらか一方を親権者にすると規定している。
今回の改正では、離婚時に父母が協議して、共同親権か単独親権かを選ぶ。
協議で折り合えない場合は、家庭裁判所が判断する。
DVや虐待の恐れがあれば、どちらかの単独親権と定めるとしている>
不満そうな朝日新聞の記事と違い、それなりに配慮された内容です。
とにかく日本の女って元夫との対面から逃げたがります。
台湾人と結婚し離婚、息子を連れて逃げ回っていた福原愛さんは、
結局、周囲が彼女に親としての自覚を促しました。
父親が子供を引き取りましたけど愛さんが子供に会うことはできます。
台湾では共同親権が認められているからです。
今回の共同親権の導入は、外国人と結婚した日本人女性が、
無断で子供を連れて帰国し誘拐罪で訴えられるケースが少なくないからです。
マスコミではほとんど扱われないのが不思議ですが。
外圧というより話し合いを嫌がる日本人が多いからトラブルのです。
私の乳児期を例に出すと、
短気な父が毎日のように生母を殴り、
その腹いせに生母が私の育児を放棄し、
すぐ下の妹だけは乳飲み子なので可愛がっていました。
こういう場合、共同親権と単独親権、どちらがいいでしょうか?
結局は話し合って父に親権が委ねられました。
父が再婚するまで私たち姉妹は「母のない子」でしたけれど、
まだ戦前の家父長制度の影響が残っていた当時は、
離婚後の子供は祖父母と父親が引き取って育てるのが普通でした。
生母は、妹だけは引き取りたかったようですが、
姉妹は離さない方がいいと周囲が説得しました。
そうなのです。親が亡くなったときの相続が大変ですから。
子供の将来最優先で説得してくれた父と祖父母に感謝です。
ラフレシアみたいなバラの画像になっちまったわ