ロマンス詐欺や投資詐欺の被害について昼のテレビ番組が取り上げていて
詐欺被害に遭った方に専門のカウンセリングを勧めている、
NPO法人の代表がリモート出演していました。
被害者の男女比率は半々。
男性は50代から60代が、女性は40代から50代が多い。
若いイケメンやシングルファザーの白人男性にだまされる女性、
若い女性の不幸な状況に同情して言われた額を送金する男性。
寂しいだけではなく誰かの役に立ちたい心根の美しい人も多いのです。
詐欺に遭う最大の理由は「安易に他人の言葉を信じる」こと。
信じるからだまされる、期待するから裏切られる。
♪求めて~奪~われて~、与えて~裏~切られ~♪(愛は勝つ)
争いを好まず性善説が通じる島国日本人の弱点でしょう。
出演していたNPO法人の代表は自らが国際ロマンス詐欺の被害者。
だから被害者にならないための心構えを説くよりも、
加害者がどれだけ巧妙に洗脳してくるかの話が中心でした。
一緒に登場していた元埼玉県警のおっちゃんの話の方がたのもしいわ。
このNPOのホームページを見るとカウンセリングにも応じていて、
ズームで一時間1万円だそうです。
大金とられた被害者が払うの? 警察に相談すれば無料です。
代表者も被害者だから生活再建がかかってるのかもしれませんが。
別の共演者の大学教授♀はとにかく見知らぬ人のメールは拒否だそう。
私も知らない人からのメールには速攻でブロック太郎ですし、
投資話とイケメンのさわやか笑顔や電話には絶対にのりません。
暇つぶしに話ぐらい聞いてやるけど常に断る気満々です。
戦争世代の母から、断る勇気の大切さをみっちり教わりましたから。
いい話には落とし穴、きれいなバラにはとげがある
被害に遭わないように犯人の手口を学んだとしても、
それを上回る新たな方法で犯人は詐欺を仕掛けてきます。
「話を聞かない」というのが一番の対策でしょう。
今の日本人は自分の口座を他人に管理させるほどお人好し、
なんてことはないと思いますけど、
アメリカ人もロシア人も中国人もトルコ人もニジェール人も、
世界中が、日本人は騙されやすいと思っています。
島国の中で日本人同士水入らずで暮らしているならともかく、
インターネットは悪意のある世界ともつながっていることを前提にして、
眉に唾をつける、という古人の教えを胸に刻んでおきましょう。
「新聞で正しいのは日付だけ」という中華3000年の教えも参考にしたい。
和光市政前代未聞の詐欺師、元福祉部長の東内京一(服役中)
つい最近も市役所内で申請者に配る現金が行方不明になりました。
「人を見たら泥棒と思え」を和光市民憲章に加えてはどうでしょうか。