4月末の連休を利用して、

家族で金沢の兼六園と加賀温泉へ行ってまいりました。

加賀温泉は私の、名勝兼六園は、

日本の神話と「呪術廻船」大好きな娘のリクエストです。

(背景美術制作現場にアドバイスができるよう勉強したいのだそうな)

 

もちろん帰りにはここへ立ち寄りました・・・

【呪術廻戦 領域展開スクエア】in 金沢フォーラス

 

 

 

被災地応援を兼ねて例年よりも人出が多かったようで、

一日目に泊った金沢のホテル傍にある海鮮丼の店でも、

周囲に座ってるのは西洋人の団体客ばかりでした。

メニューの英語版もわからないらしく我々の席に来て、

メニュー表を指さして「クレスタ クレスタ」と繰り返す高齢男性

旦那は適当にデリシャス! デリシャス! と答えてました。

英語でもドイツ語でもない柔らかな発音と、

金髪の高齢女性がロザンナさんに似ていることから、

きっとイタリアからの御一行様だろう、と勝手に判断した我々が、

帰り際に「チャオ!」と手を振るとオオウケしたのでたぶんビンゴ。

アジア系言語がにぎやかな新宿とは違って欧州旅行の気分でした。

 

 

 

二日目に泊まったのは加賀温泉郷にある古い旅館です。

周囲にはバブルがはじけて社員研修などの客が減ってつぶれた、

ホテルの廃墟があちこちに残っていて、

結局は小さくて手堅い旅館が残るのだなと思いました。

送迎をしてくれた地元運転手さんの話が大変面白かったのですが、

後日政治の話題も絡めてご紹介します。

 

 

 

加賀温泉駅前では、露店が立ち並んでいました。

輪島の朝市が壊滅したので場所を借りて海産物などを売っているのです。

三代続く海女の家だという若者(男子です)によると、

海底が隆起して海藻が海面に顔を出すありさまの中、

何とか採れた、と説明してくれたカジメを購入しました。

復興したいけど瓦礫が全く手つかずなので前に進めない、

道路も修復できず断水も続き仮設住宅の用地も確保できない。

現地の惨状を訴える若者の言葉には静かな怒りがこもってました。

石川県の自治体が申請しても国は何もしようとしない。

という事実を被災地の皆さんは知ってますから。

 

 

兼六園内でも崩落した石垣にシートがかかっていました。

 

なんのために各都道府県から議員を国会に送り込んでるんですか。

まあ今は東京生まれ東京育ちで、帰ってくるのは選挙の時だけ、

というキッシーみたいなのばっかりになっちゃいましたからね。

その場所に人が生まれ育ちふんばって暮らしている事実に目を向けず、

田舎の自然をつぶしてその土地に新しいデジタル都市や発電施設を作る。

人が減って税収も減る地方の脚元を見て地方交付金をちらつかせながら。

まさに札束で頬を張るような政治になってしまっています。

 

 

 

アメリカの占領政策や戦後の教育がどうのこうのではなく、

やはり日本人自身が政治や社会に興味を持たず安きに流され、

今だけ金だけ自分だけ、を追い求めた結果が今の日本政府です。

旅行したり名産品買ったりするぐらいしかできませんけど

(娘の友達は連休利用してガチでボランティア活動をしてるらしい)

いつも忘れずに応援し続けます。

 

 

かじめ 輪島 に対する画像結果

すでに袋を破っちゃったので画像はネットから

 

カジメは油揚げやこんにゃくと炊き合わせて夕飯に。

京都に近い地方の食材にはあえて「煮物」といわない。

 

 

にゃあにゃあマンジュう に対する画像結果

加賀土産はこれを買いました。半分は食べちゃったので画像はネットから。