日本では健康診断における血圧や血糖値の正常値が、

年々低く、つまり厳しくなっていて、

同じ数値でもアメリカでは健康な人、日本では治療対象。

政府が国民の健康を考えているわけではなく(言わずもがな?)

発がん性のある除草剤がどれだけ小麦などに残留しているか。

日本は世界に比べてこの数値がとてもゆるいのです。

アメリカやEU、アラブ諸国やアジア各国では、

使用規制が年々強化されているのに。

 

ご参考まで。日々の買い物にお役立てください。

 

「紙の爆弾」4月号 トップ記事より

 

「ラウンドアップ」などの商品名で知られる除草剤グリホサート

これまで世界で最も多く使用されてきた除草剤だが、

人体における発がん性に加え、

腸内細菌を殺してしまうなどの有毒性が懸念され・・・

使用に関する規制を強化する国が年々増加の一途である>

 

<ところが日本は世界と真逆の行動をとり、

2017年に厚生労働省が使用基準を大幅緩和。

小麦では残留基準値を小麦では5ppmから30ppmへ・・・>

 

輸入小麦の問題もある。

アメリカでは発がん性などをめぐり裁判が相次ぎ、

昨年バイエル社がラウンドアップの消費者向け販売を停止したが

穀物農家はその後も使用を続けている>

 

 

 

上の表をご覧の通り、

輸入小麦を使った食パンほぼすべてから

グリホサートが検出された一方で、

「国産」「有機」を謳った食パンからは検出されていない

 

この調査はもちろん厚生省ではなく海外に依頼したそうです。

 

ラウンドアップを開発した米モンサント(2018年にバイエルに買収)は、

もともとベトナム戦争における枯葉剤の原料メーカーだった。

その枯葉剤を元に開発されたのがグリホサートなのだ>

 

 

関連する画像の詳細をご覧ください。ベトナムの枯葉剤被害を見つめ続けたドキュメンタリー映画『失われた時の中で』が、8月20日より全国順次公開 | こここ

枯葉剤の影響で外形的障害を負って生まれた子供たち

 

日本でも利用している除草剤ですが、

あくまでも地面に撒いて除草するために使います。

でもアメリカやカナダでは小麦の収穫時に使用。

枯れさせて脱穀機の能率を上げるためです。

除草ではなく食べる部分に農薬を散布しているのですから

そりゃあ、残留しますわね。

 

 

 

そんな農薬が残留した小麦を欧米では消費者が拒否、

行き場を失った小麦日本に輸入されているのです。

国産小麦だってあるのに国が援助しないから値段が高くなり、

安いのが好きな日本人は輸入小麦のパンを買って食べる。

 

グリホサートは枯葉剤を作ってた会社の農薬

 

という事実をパン購入時にちょっと思い出していただければ幸いです。

 

 

参考 世界で最初に飢えるのは日本  (講談社+α新書) | 鈴木 宣弘 

   ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか? (文春新書) | 堤 未果

   ゆるく生きれば楽になる: 60歳からのテキトー生活 (河出新書) | 和田 秀樹