「正論」4月号の特集は「政治を悪魔化していいのか」
岸田内閣の支持率が毎日新聞社の調べで17%!
というご時世にあえて政治家を励まそう、というお話。
報道や世間の空気を読まない私でごめんなさいまし~♪
岸田政権は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを、
季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。
国や自治体から行動制限を求められることもなくなり、
マスクなどの感染対策も個人の判断に委ねられました(法的には、ね)
これまで無料だった検査や外来診療の費用などが自己負担になり、
経済活動は活性化し税金の無駄遣いも減らすことができました。
ウクライナに軍事的な干渉を起こしたロシアには、
西側集団として深く考えずに経済制裁を即決しましたが、
イスラエルの横暴に対してパレスチナのハマスが逆ギレ、
再び激しい戦闘が始まったときは、
岸田政権はどちらにも加担する姿勢を表明しませんでした。
これは石油でお世話になるアラブ諸国からも評価されています。
けれどもこれらを押しつぶしてしまうのが対米追従政策の数々。
NATOの会議に出席し、その場で防衛費増額を約束し、
LGBT理解増進法案を通し、マイナカードの普及を急ぎ、
バイデンに馴れ馴れしく肩に手を置かれても振り払わなかったetc。
こちとら税金を払って君たちを食わせてるんだからね、
と言いたくなりますけど、
<最高権力者であろうとできることは限られる>
鳩山政権の「基地は最低でも沖縄県外」方針の撤回、
第二次安倍政権の「TPP不参加公約」の手のひら返し、
岸田政権の「金融所得課税強化」のとん挫など、
<現実社会には様々な制約がある>と意味深に述べる、
産経新聞、阿比留瑠偉氏の「正論」4月号に掲載された論文より。
<有権者は政治家を悪と思い込んで蔑んだり、
ある人図突然現れた救世主のように過度に期待したりするのではなく、
一人の当たり前の人間としてもっと見た方がいい。
何かをやってもらおうと座して期待するよりも、
何かをさせようと働きかけ、使うことをすべきではないか。
それが主権者たる国民の役割だと考える>
<そのためには政治家をただ叱咤するだけではなく激励もし、
声を届け、育てるという姿勢も必要だろう。
政治家はマスコミ論調などに惑わされ勘違いすることは多いか、
有権者の声に耳をふさいではいない・・・
政治家を励まし力を与えるのは有権者の支持である。
政治家を叩くより活用すべきだろう>
議員とは「代議士」、あくまでも我々の代わりです。
投票の段階で考えるのは「期待」ではなく「声を届け激励」できるか。
何せ政治家なんて無資格・無試験で誰でもなれるのですから。