ウクライナ戦争の今後に影響を与えるのは、
ロシアの大統領選ではなくアメリカの大統領選、
と言われるぐらい一枚岩ではない白人たちの国。
アングロサクソン系 VS ゲルマン系
日本とアメリカの関係がのび太とジャイアンなら、
イギリスとアメリカの関係はスネオとジャイアン。
前者は力関係で片方が屈服してますが、
後者は力とプライドで両者が拮抗している関係です。
国と国同士が仲良くする必要はありません。
気の合わない隣人との関係は、
争いを避けつ深入りをせずに無難にやりすごす。
アメリカの助けを当てにして大陸に喧嘩を売っている、
今の岸田政権には到底無理な大人の生き方ですけれど、
それを250年続けているのがイギリスとアメリカです。
アメリカの有名な国歌「スターズアンドストライプス」は、
イギリスから独立したときの喜びと誇りが歌詞のテーマ。
「彼等の邪悪な足跡は、彼等自らの血であがなわれた」とかいう、
反英色が濃すぎる3番はほとんど歌われないそうですが。
第二次大戦のさなか(まだアメリカは参戦していなかった)
米英の元首が戦後の国際秩序について話し合ったときは、
大西洋の海の上(大西洋上会談)に対談の場を設けました。
相手国に出かけた方が「格下」になるからです。
ところが双方から船で出かけて接舷したときに、
どちらがどちらの船に乗り込むかで再びもめました。
その後の展開はややこしいので割愛します。
(「現代への教訓! 世界史 (PHP文庫) | 神野 正史」より)
一旦はナチスドイツに滅ぼされかけたイギリスが、
アメリカの加勢を得てどうにか勝つことができた・・・
イギリスは戦後の主役はアメリカだ、と悟ります。
だからって簡単に尻尾を丸めるイギリスではありません。
<没落するのはやむを得ないけど堂々とありたいものだ。
ローマ帝国が衰亡したギリシアの教養を利用したように、
イギリスもアメリカの家庭教師になろう、
アメリカは「教養」も「経験」も足りない超大国なのだから>と。
(「月刊日本」11月号「ローマ帝国から日米安保を考える」より)
どんな「教養」と「経験」が生かされたのかわかりませんけど・・・
英語のSLAVE(奴隷)という言葉の語源は、中世ラテン語SCLAVUS
ズバリ、「スラブ人」を指しています。
中世初期に多くのスラヴ人がローマ帝国の奴隷にされたことから、
この言葉ができあがりました。
痩せた島国の耕作地しか持たないイギリス人は、
ローマ帝国の時代から植民地で奴隷を使ってきました。
アメリカ大陸を無慈悲に征服したのも元がイギリス人だから。
島国イギリスの夢は広大な土地に住むスラヴ人の征服です。
でも誇り高いイギリス人は流血の惨事を嫌うので、
弟分のアメリカを矢面に立たせているのです。
エリザベス女王の国葬では前から14列目だったアメリカ大統領 (T_T)
自然の恵み豊かな極東の島国を巻き込まないでください。
アメリカだって本来は他国に介入しないのが国是だったのです。