<18歳が成人と法律が変わってから
「二十歳の集い」と呼ばれることが増えた成人式・・・
最近の新成人はおしなべて行儀がよい。
だが大人たちは、暴れる新成人が成人式に現れることを期待している>。
ライターの宮添優氏によるレポートです。
<「デスクからの指示は“何かトラブルをとってこい”というものばかり。
いまだに“荒れる成人式”というイメージが強いのでしょうが」
というのは、とある情報番組のAD・中山和希さん(仮名・22歳)。
・・・取材したVTRの中にも、確かにド派手な袴を着て・・・
だが、デスクに命じられたような「荒れる若者」の映像は撮れなかった。
そう報告すると「本当に取材をしたのか」と嫌味を言われた・・・>
5年前の茨城県 学園都市つくばの若者w
<会場近くには暴走族が集まり、
新成人が持参した酒の一升瓶をがぶ飲みし、
市長がスピーチ中の壇上に上がり込み悪ふざけをする・・・
「成人式」でよく見かけた光景は、この数年、見かけなくなった>
昨年、暴走車で会場入りする千葉の若者。暴れてはいない。
<北九州市役所勤務の松尾さん50代は、
「今の若い子達は・・・七色の髪に金ピカの袴を着ていても、
話をすれば“親に感謝したい”とか“社会の役に立ちたい”と言うんです。
特に今年は元日に石川県で大地震があり、・・・
悲しい思いをしている人がいるのに、ふざけてばかりはいられないと、
リーゼント頭で派手な見た目の男の子が、
サングラス越しに真面目な表情で語る」>
特に今年二十歳になる若者達は高校時代をコロナ禍で過ごし、
<体育祭や文化祭などの行事は相次いで中止になり、
修学旅行は取りやめ、学校の授業はリモートに移行し、
仲の良い友人と談笑することもできなかった、と
横浜市の大学生・森村茉樹さん(仮名・19歳)が語る>
<「やっと同世代の友達と、マスクなしで、
綺麗な格好で会えて涙が出てきました。・・・
日本人の多くが経験してきた、当たり前の日常がどれだけありがたいか、
私たちにしかわからないかもしれません」>
<「現場の少なくとも数千人いた参加者のうちのごく数人、
多くて十数人程度が起こしたトラブルで、
そこだけ切り取って報じるのはあまりにも卑怯。
数少ないものを声高に取り上げて多数に見せるやり方・・・
そんな方法がいまだに通用すると思っているのかと愕然としました」(中山さん)
一番若者が荒れてたのはこの人たちの世代じゃないでしょうか。
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桐島、死んだってよ。