先日娘が加入しているアマゾンプライムで
2021年の作品で西川美和監督の「すばらしき世界」を鑑賞。
佐木隆三の小説「身分帳」が原案の作品です。
2022年3月号の「文藝春秋」に掲載された記事より、
<「身分帳」は、佐木隆三が元ヤクザの受刑者に取材し、
彼の社会復帰の様子を克明に小説化した作品>
西川監督がこれを映画化したのは、
<主人公の七転八倒の一つ一つが、
まるで冒険小説を読むように新鮮だった>から。
以下は西川監督の言葉です。
<彼らの存在は相変わらず遠いままのような気がします。
見ずに済むならそうしたいし・・・
現在の日本は多様性を謳いながらも、
実際は自分と同じ価値観や
にかよった経済力の人同士が集まり
閉鎖的なコミュニティを築いている・・・
いろんな過去を背負った人が
私たちと同じ社会に生きているということを
伝わりやすく描きたいと切実に思いましたね>
確かに「すばらしき世界」には、
受刑者、ヤクザ、外国人労働者や障害者も登場します。
<映画の中には主人公の更生に手を差し伸べる
善意の人たちが登場する・・・
今の世の中こんなに良い人ばかりじゃないよ
という批評や感想もあった。・・・
「人を助けようとする人はどんな時代にも
一定数いますよと私は伝えたいですね・・・
しかも困っている人を手助けしている人たちは、
自信があってすごく幸せそうな顔をしている>
さりげない善意の人が似合う身元引受人役の橋爪功と梶芽衣子♪
<幸福にも愛情にも恵まれ、
金銭的にも苦労せずに生きられている人が何ができるかを
子供のころからいろんな人と交わり、
教えてゆく教育の場所が必要だと思います。
持っている人が持っていない人にできることを
考えるのが普通のことになっていく社会になれば・・・>
映画では役所広司さん演じる主人公が、
かつてのヤクザ時代の仲間に会いに長崎へ行きます。
九州でヤクザと言えば、この方、白竜さん!
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事前にキャストを調べておいてよかったです。
私の青春。発狂するところでした♪♪♪