近年の海洋温度の変化で、
宮城県と言えば亘理の「はらこ飯」 なんですが、
サーモンとイクラの海鮮親子丼!
これがサケの不漁で危機に陥っています。
昨今の燃料費急騰で船もスピードを制限していて、
その分操業時間が少なくなることも追い打ちに。
地元の名物と言いながら、
北海道から仕入れるしかないと業者はいいます。
東日本大震災の痛手からやっと回復したのに・・・
ただ、魚が減って何もしないわけにはいかないと、
石巻市の水産加工会社の平塚さんの会社では、
最近水揚げが増えている「タイ」に注目しました。
お茶漬け用に切り身を加工して製品化し、
1年の開発期間を経て、9月から販売を始めました。
平塚社長は
「暖かいところの魚が増えてきたりするなど、
宮城の水産業は大きく変わってきている。
変化に合わせて加工の方法も習得していく。
いろんなことにチャレンジしていきたい」
気仙沼市の水産加工会社の阿部さんは、
岩手県の養殖施設を訪問し、
トラウトサーモンの養殖の様子を視察しました。
トラウトサーモンは回転ずしのネタとしても人気。
阿部さんは、同じ悩みを抱える三陸沿岸の会社などと連携し、
将来的には漁協や魚市場とも協力して、
「三陸サーモン」として売り出したいと考えています。
トラウトサーモンの養殖が盛んな岩手県沿岸部。
チャレンジ精神と他者との協力で変化に適応する。
水産業に限らず危機を乗り越えるために、
人間が古くからずっと続けてきた生き方ですよね。
ロシアとも遠慮せずに積極的に漁業交渉を!
昨夜はロシア産からすカレイの照り焼きがメインでした。
片栗粉をまぶして焼いてからタレをからませると美味。
万が一北方領土周辺が「有事」になった場合でも、
アジ・イワシ・サバ・カツオがあればなんとかなります。
秋田県知事のおかげで愛媛の「じゃこ天」も有名に。
頑張れ、「おさかな天国」ニッポン!