「紙の爆弾」7月号 連載記事の一つ、

コラム<こいつらのゼニ儲け> by 西田健 より

 

日本が世界に誇ってきたHⅡAロケット後継機として、

打ち上げコストを大幅にカットし国際競争力がある

H3ロケットの打ち上げが3月、盛大に失敗しました。

 

 

 

著者は、失敗そのものが問題なのではなく、

失敗する可能性のある新型ロケットの初号機に、

380億円の観測衛星を積みこんでいたことだといいます。

それだけ内外に「失敗」をアピールしたかったのだ、と。

 

大事な観測衛星を道連れにしたことで関係者は激怒し、

来年に退役予定だったHⅡAが継続される動きまで。

この子は過去55回の打ち上げのうち失敗はたった一度

商業用ロケットのH3とちがい

大陸間弾道ミサイル並みに安定したロケットなのです。

 

 

 

何しろHⅡAは大陸間弾道ミサイル並みにお金をかけ、

関係者はプルトニウムが満載されると思え」

という精神で製造・打ち上げに携わってきたので、

失敗が許されず、そのためにコストも度外視でした。

 

 

種子島宇宙センター に対する画像結果

 

もちろん日本は大陸間弾道ミサイルとは無縁なので、

商業用ロケット弾道ミサイルとして開発してきました。

日本のヤル気を怖れるアメリカから、

コスパの悪い技術を押し付けられるもそれを拒否

純国産化を実現して日本製の弾道ミサイルを造りました。

外国からもらえないのなら自国で作ればいいじゃない。

これぞ安全保障の理想の姿ですが、

イゾンビが蔓延する今の政治家や官僚には望めません。

 

 

 

原発がある限りプルトニウムの濃縮技術も健在、

日本はHⅡAプルトニウム核兵器配備ができます。

でも商業用のお安いH3ロケットに全面移行したら、

大陸間弾道ミサイルの製造技術失われてしまう。

そうならないためにはH3に恥をさらしてもらおう・・・

 

H3ロケットの度重なる失敗

日本を「核の傘」で守るのをやめたい某国の陰謀でしょうか?

いずれにせよ、

日本が、核兵器禁止条約に参加しないはずですね。