<5月24日福岡県の専門学校が開いたバーベキューで、
学生の服に火が燃え移り、6日に1人が死亡しました>
<火が消えかかっていたドラム缶に、
20代の教員が灯油ポンプのような物で、
手指消毒用のアルコールを入れたところ、一気に炎上、
その火が学生に燃え移ったということです>
事前には60代の理事長もアルコールを使用、
危険だという認識があったので学生を遠ざけたものの、
その後アルコールはその場に置かれたままで、
20代の教員は危険性を知らずに使用したようです。
最近の学校ではアルコールランプは危険だとして、
理科の実験でも使わない傾向にあります。
その一方で教育の場では消毒に多用されているので、
アルコールとは危険なものであるという認識が、
若い教員の中では薄れていたのかもしれません。
燃えますから。アルコールも服も人間も。
せめて水を張ったバケツぐらいは用意してくださいな。
危険だから実験では使わないという一方で、
硫化水素を発生させる理科の実験中に気分が悪くなり、
病院へ救急搬送される事故が全国で相次いでいます。
この2カ月で少なくとも、
秋田(5/17)
茨城(5/18)
愛知(5/26)
福岡(6/2、6/8)の5校で44人が救急搬送されました。
硫化水素による授業中の事故が繰り返されても、
情報を共有し対策をとる気配がみじんもない。
毎年頻発してむしろ事故件数は増えています。
(最近はマスクのせいで臭いに気づくのが遅い・・のかも)
なぜ学校の授業で硫化水素の実験が必要なのでしょうか。
生の実験を通して驚きや感動を体験し
子供の理科離れを防ぐためとか、
実際に硫化水素の臭いをかぐことで
温泉地などで危険を察知するときに役立つとか、
等々、専門家は言い訳しておりますが、
ならば、アルコールランプも使わせましょうね。