一月は正月で酒が飲めるぞ、

二月は豆まきで酒が飲めるぞ、

三月はひな祭りで酒が飲めるぞ、

四月は花見で酒が飲めるぞ、

五月は子供の日で酒が飲めるぞ

六月は田植えで酒が飲めるぞ、

七月は七夕で酒が飲めるぞ、

八月は暑いから酒が飲めるぞ、

九月は台風で酒が飲めるぞ、

10月は運動会で酒が飲めるぞ、

11月はなんでもないけど酒が飲めるぞ

12月はどさくさで酒が飲めるぞ

 

バラクーダ 日本全国酒飲み音頭 より

 

 

 

そこへもってきて今は、

二月のバレンタインデー、三月のホワイトデー、

五月の母の日、六月は父の日、

11月はハロウィーン、12月はクリスマス。

煽り宣伝を無視して日常生活を送ればいいのですが、

それができずに現場が混乱しているのが保育園

 

 

 

が働いている間、保育士子供を見てくれて、

遊んで食べて昼寝して無事に過ごせればそれでいいのに、

保育の合間に子どもにはこいのぼりやお雛様を制作させ、

母の日父の日にはクッキーを作らせ毎月お誕生会を開き、

お部屋や廊下には季節や行事に応じた壁面装飾を施し

クリスマスには園長先生がサンタに扮し、

その後年末のお餅つき・・・

 

なんだか古今東西の文化行事を体験するのが、

保育の重要な目的みたいになってます。

そりゃあ、現場の保育士もイラつきますって。

一体誰が求めてるんでしょうね? こんなの。

 

 

               

母の日はアメリカの教会で、

母の命日に娘がカーネーションを配ったのが起源です。

その後、母の日だけじゃ不公平だということで、

アメリカの大統領のお墨付きで父の日を制定。

シングルの家庭が増えている現在、

子どもと別れた父や母にとっては一年で一番寂しい日です。

 

日本古来の行事だけでも十分なのに、

西洋のあれやこれやを取り入れるから忙しくなる。

せめて教育機関はいったんリセットしてはどうでしょうか。

父や母には常日頃から感謝すればいいのですから。