先日テレビ番組の中でロシア専門中村逸郎氏が、

「ウクライナ侵攻は3か月で終わると予想してましたよね」

杉村太蔵氏から嫌味を言われていました。

 

トルコ大統領が西側を批判、

ウクライナ危機を解決するつもりがない(12月26日)

 

ウクライナ、侵略1年に合わせ和平案準備か

インド首相に対ロシア交渉の協力求める

 

「文藝春秋」新年特大号に掲載された

「ウクライナ戦争の真実ー

プーチンの論理と日米関係の矛盾」は、

歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏と、

元外務省主任分析官の佐藤優氏、そして、

慶応義塾大学教授の片山杜秀氏による対談です。

 

 

 

トッド氏は文藝春秋の5月号で、

「第三次世界大戦はもう始まっている」を寄稿しました。

当時の日本のメディアウクライナ擁護一色で、

「勇気が足らない」佐藤氏は「文藝春秋」には、

思っていることが書けなかったそうです。

 

 

 

お二人とも、どちらが悪か正義かではなく、

双方の実状を分析して見解を述べているのですが、

なぜか西側諸国ではウクライナ擁護しないと、

親ロシア派だと決めつけられ、言論が制限されます。

 

佐藤氏「プーチンの野望」という著書を、

<かなりの攻撃を覚悟>して出しました。

その刊行直後にトッド氏の本である、

「第三次世界大戦はもう始まっている」が出版され、

<おかげで助かった>と言います。

 

 

 

ところがそのトッド氏も、

 

フランスではそこまでの勇気はありません

同じ内容をフランスで同時期に発表していたら、

私は社会的に抹殺されていたと思います。

半年たって、ようやくこの戦争に関する自分の見解を、

「マリアンヌ」誌に少しずつ書き始めたところです。

私にとって日本は一種の安全地帯

 

と説明します。フランスの自由ってわかりにくいわ~

日本の「報道の自由度」は世界的にも低く

テレビや新聞の報道内容も、もどかしく感じますが、

出版については意外に自由なのですね。

 

 

夫、彼氏が読書好き | ガールズちゃんねる - Girls Channel

 

トッド氏が「マリアンヌ」誌に載せた記事は、

西側とロシアの間で、

それ以外の世界はロシアを選びかねない」

さすがに今の日本のマスコミでもなかなか言えません。

 

でも、日本はいつもアメリカと共にある、かと思いきや、

 

<ロシア極東の石油と天然ガス採掘プロジェクトである

サハリン1とサハリン2の権益も日本は維持しているし、

ロシアに入漁料を払ってサケマスを獲る仕組みも維持

 

こちらも意外に自由というか懐が深い日本です。

 

 

 

フランス人のトッド氏は日本についてこうも語っています。

 

<大事なのは自分の価値観を押しつけない謙虚さです。

その点、日本は・・・やたらにメッセージを出さない、

その謙虚な態度自体が、

世界に対するメッセージになるかもしれません> 

 

フランスでは禁止されているヒジャブの着用も日本ではOK。

イスラム教徒 ヒジャブ 日本 に対する画像結果