平和を願うよりも不安を煽る「朝日新聞」の
8月14日のトップ記事は5か月前の「ブチャの虐殺」
は? これでは「新聞」ではなく「旧聞」です。
終戦記念日の前に何を語りたかったのでしょうか。
どうせ証言で紙面を埋めるなら日本人から募れ。
終戦の前日、8月14日は大阪の京橋駅空襲の日
お隣には「かつてない範囲で演習」というタイトル。
サブタイトルには「ペロシ訪台 中国の危機感」とありますが、
記事の中身三分の一はアメリカ側の懸念を伝えています。
「米高官らはリスクを伝えてペロシ氏に何度も中止を促した」
そうで、自分が戦争に行かない立場の婆さんは困りますね。
前日の台風の影響とか秋田の水害とかはどうした?
こういう臨場感のない記事がトップに来たときは、
きっと宗主国いや同盟国で不都合が起きてるはず、
と思って新聞をめくったらありました。
社会面の右ページ下の段に、
「『悪魔の詩』著者 刺される」の記事が。
<小説「悪魔の詩」で世界的な議論を巻き起こした、
著名作家 サルマン・ラシュデ氏が、
ニューヨーク州で公演中、男に刃物で刺された>
取り押さえられた容疑者の男について
<米NBCテレビはSNSアカウントを調べた当局者の話として
イランの政府グループに共鳴していたとの初期評価をしている
と報じた>そうです。
警備体制の不備、手荷物チェックの欠如、
捜査内容の早期報道、って、どこかで聞いたような・・・
先月バイデン大統領は中東を訪問し、
サウジアラビアのサルマン皇太子と面会したものの、
同国から原油増産の約束を得られなかったため、
米国内では否定的に評価する報道が目立っています。
(ちなみにこの時の「朝日新聞」のトップニュースは、
「アフガニスタンのタリバン兵が無給」というヒマネタでした)
次回の選挙で命がかかってるバイデン爺は思いました。
イラン包囲網を築きたくて中東訪問したのにあんまりだ!
こうなったらイランを非難する国内世論をつくってやる!
「節約社長夫人ノーマスク」は疑り深いのです。
何しろ日米開戦に反対だった世論を納得させるために、
日本の真珠湾攻撃を事前に知っていながら、
軍艦と兵士を退避させずに犠牲者を増やした国ですもの。
で、なぜ社会面の右ページ下に掲載されるのか。
私は左利きなので後ろからページをめくる癖があり、
この場所には優先的に目が行くのですが、
逆に右利きの方には目に入りにくい場所ではないか、と。
「悪魔の詩」に関しては、
日本語に翻訳した五十嵐一教授が、
1991年に筑波大学内で惨殺されているので、
日本人にとっても無関係の事件ではないのですが。
なお、本日「終戦の日」の朝日のトップ記事は、
政権崩壊から一年後のアフガニスタンの苦境。
タリバンが前政権を崩壊させたから、といいたいらしい。
やはり期待を裏切らない紙面構成です。