わが社もかかわりのある飛鳥新社発行の、月刊「Hanada」
最近では櫻井よしこちゃんとの対談で、
「・・・一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、
今回の(オリンピック)開催に強く反対しています」
と語った安倍晋三氏の発言で話題になりました。
表3の広告が百田尚樹の著書というわかりやすいスタンス。
てことで真の愛国者は「令和の宮中某重大事件」を
どう論じているかを読んでみました。
(「宮中某重大事件」とは、昭和天皇(皇太子)のお后決定の際、
有力候補の良子女王の親族が色弱であったことが判明し、
政治的紛争に発展するも内定から5年後に結婚が成立した件)
まずは旧皇族で明治天皇の玄孫にあたる竹田恒泰氏の記事。
「なにか皇室そのものが穢された気持ち」になったそうで、
新宿で抗議集会やってたご婦人に似たものを感じました。
男らしい物言いを求めて読み進めるもあちこちに、
「してほしかった」「大丈夫でしょうか」「不安です」
「可能性もある」「不安でなりません」という語尾が目立つ。
お公家様は女々しさが持ち味なのでしょうか。
皇位継承の解決策としては旧宮家の男系男子の皇籍復帰、
という多少、我田引水(?)な意見を述べて、最後に、
皇室を守る手立てを全力で講じていただきたい、
と依頼調で締めくくってます。
物足りないので次を読んでみました。
通産省経験者で東大卒の評論家八幡和郎の記事。
眞子内親王が、成人女性として軽率だったとしても、
警護にあたっているSPもこの交際を認知していたのに、
ご家族はじめ皇族方、宮内庁関係者が、
チェックを行わなかったのは不適切だとしています。
ご家族を補佐する侍従は、たとえ嫌われても諫言すべき立場、
小室母子ばかりを批判するけれど、
成人女性である眞子さまを被害者扱いするのは失礼である、
しかし今、それを後悔してもしかたがない、
今後の佳子様、愛子さま、悠仁さまの結婚に際しての、
反省点とするべきだ、と述べています。
一見、厳しい意見を述べつつも、
若いお二人への実に温かいまなざしも感じました。
「眞子さまは今後、しばらく皇室と距離を取られたらいいと思う。
小室氏が眞子さまを利用などしないで社会人としてしっかり自立し、
借財を返済し身の丈に合った生活を続ければ、何年か後には・・・
国民の理解が得られるかもしれない」
「改めて眞子さまの人生が幸福なものであることを願うし、
小室圭氏には荷が重いだろうが人間として成長し、
皇室の方々と国民を安心させてくれるような
関係を築くことをお願いしたいと思う」
やはり経験を積んだ大人の冷静な進言はありがたいです。
皇室であれ一般社会であれ政治の世界であれ。
#「聞く力」