今春の土佐湾ではカツオの豊漁に沸いていますが、
5月中旬から供給過剰により市場価格が暴落しています。
さらに政府の感染症拡大防止策による、
飲食店の営業制限や国民の外食自粛のせいで、
需要が低迷、値崩れに追い打ちを掛けています。
「釣っても売り先がない」と出漁を見合わせる
一本釣り漁船もあるそうで、
スーパーにお買い得な刺し身が並び、
消費者にはうれしい半面、水産関係者は複雑な心境です。
鮮魚店にカツオをおろしている業者は、
売り先のないカツオはたたきに加工して冷凍保存している、
といいますが、やはりカツオの刺身はマグロに勝ります。
何といってもカツオは高級だしの粗材、そしてビタミンも豊富。
見かけたら迷わず買って分厚く切ってどんどん食べましょう。
そして、コメも余っているそうです。
前政権による愚策の一つである
無計画な一斉休校のせいで給食用のコメが余り、
それならば子供のいる家でコメの需要が増えると思いきや、
なぜかパスタとパスタソースの需要が増えました。
売り切れる店も続出。なんでやねん。
ロックダウンのイタリアの真似をせんでも、
和食にすれば栄養バランスも合格点です。
(*^^)v
さらに昨年は北海道と東北地方でコメが豊作。
初期の生育に影響する天候が良かったからだとか。
逆に九州地方は低温や日照不足で不作気味。
でもカツオと同じく供給過剰は作り手にとっては問題です。
需要が減っているのに天気のせいで供給が順調で米価が下落。
緊急事態宣言で業務用のコメの需要量は
さらに落ち込む可能性もあります。
ここはひとつ、東京五輪の会場でも
大会関係者のお昼ご飯はおにぎり! ってどうかしら。
どこでも手軽に食べられる日本の食文化の代表です。
手の消毒は塩、というこだわりも大切にしたい。