海外渡航が自由になろうと、
社長がなかなか引退しそうにないので、
冠婚葬祭以外は近場にしか行かない社長夫人は、
海外旅行もテレビ番組で満喫してます
そういえば、明治生まれの祖父が、
今はテレビがあるから世界でも月でも見ることができる、
と感動してました(海外へは兵隊として行っただけの祖父)、
時折余計なお世話だ、的な日本人のコメントもあります。
我が国の過保護さが浮き彫りになるのもまた興味深い。
前回はベトナムのダナンが舞台でした
北ベトナムと南ベトナムの中間にあったダナンは、
ベトナム戦争の激戦区、枯れ葉剤も撒かれました
ダナンには、戦争時に使われていた敷地や建物が
今でも多く残っています
(ダナン博物館の展示品)
1965年にはアメリカ海兵隊が上陸して
現在のダナン国際空港の場所に大規模な米軍基地を建設し、
1967年には中央直轄市となりました。
1968年の旧正月に南ベトナム解放民族戦線が
ダナン駐留米軍に大攻勢をかけたテト攻勢は
ベトナム戦争の激戦の一つです
戦後は広大な米軍基地がなくなり(現在は空港になっている)
米軍相手のサービス産業も廃業となり
貧しい農民と漁民の村になるのかと思いきや、
ダナンには美しい海と浜辺があるではないか、と
ハン川に空港側と浜辺を結ぶ橋をたくさん建設しました。
ダナンはビーチを生かした観光都市に生まれ変わったのです。
(沖縄もいつの日かそうありたいです・・・)
まずは、ミーケー(美渓)ビーチ
ダナンの東側に南北に延びるビーチで、
多数のリゾートホテルがある観光エリア。
サンセット・サンライズの風景もお勧めです
ロン橋(龍橋) - 龍の形のデザインが特徴的で
龍の頭から火を噴いたり放水したりする週末夜には
観光客が多く訪れます
DHCマリーナ - ロン橋の東側にある「鯉の滝登り像」
どう見てもシンガポールのあれではないかと思いますが
ま、シンガポールのマーライオンも一つじゃないですし・・・。
ハン川の東側はビーチリゾートが並び
西側にはダナン市庁舎、ダナン博物館があり、
高級ホテル、レストラン、カフェが並びます
ハン市場とコン市場が市内の二大マーケット。
どちらもダナン大聖堂の近くにあります。
ベトナムはかつてフランス領であったため、
カトリックの聖堂がたくさんあり
東南アジアの中でもカトリック教徒が多い国です。
旦那と娘が通う教会にも、
ベトナムの留学生がたくさん通っていて、
そのうちの一人の青年が私の旦那に
「娘さんをお嫁さんにください」と申し込みました。
本人ではなくまず父親を説得するなんて儒教精神だわ。
家族を大切にし仕送りもしていますが
娘がうだうだしているうちに、
よりよい稼ぎを求めてどっかへ引っ越してしまいました
結婚はともかく、早く里帰りできるといいわね
ベトナムサンドイッチのバインミーはフランスパン