現在リモート学習中の娘の大学は

9月後半からキャンパスへの立ち入りが解禁になります。

満員電車に押し込められる暮らしと無縁だったこの半年、

だらだらしとらんと今から体力づくりをしてほしい親心。

 

北海道の人は座って寝られないのを満員電車といい、

東京の人は立ったまま眠れるのを満員電車という、そうです。

コロナの影響で首都圏の満員電車解消がかなうか、と思いきや、

 

緊急事態宣言発令後の4月22日の品川駅の様子。

 

緊急事態宣言発令から2週間だが、大勢の人たちが通勤していた=4月22日午前の品川駅

 

「整然と乗車するところとか、

咳エチケットを非常に気にするところを見るかぎり、

日本の満員電車は、そこまで危険ではない、

と個人的には思います」と中国出身の女性も高評価。

何しろ日本の満員電車には長い歴史があるのです。

 

1918年には東京の市電を描いたこんな流行歌がありました。

 

東京の名物 満員電車 いつまで待っても 乗れやしねえ

 乗るにゃ喧嘩腰 いのちがけ 

ヤットコサとスイタのが 来やがっても 

ダメダメと 手を振って 又々止めずに 

行きゃあがる なんだ故障車か ボロ電車め」

 

1925年の調査書には、

商業大学の学生によるこのような文章が載っています。

 

「私たちが、常日頃道路のそれと同様に、

文明国の恥辱とするところの朝晩の電車についてであります。

あらゆる階級の男子も女子も、皆あのむごたらしい状態を

続けて行かなければならないのであります。

そして、その乗る時降りる時互に先を競う様は、

唯我国に於いてのみ見られるべきでしょうか。

時折幼い子供や老女の悲痛の声が耳に響きます、

実になげかわしい次第であります。

かつその混雑にまぎれて婦女子に対してつまらぬ行為をなす

狂人の様な者がおります。

これはどうしても、朝夕の緩和策を講じなければならない

由々しき大事であります」

 

敗戦直後の買い出し列車

どんなにすし詰めでも南アジアのように屋根に乗ったりしない。

 

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そして高度経済成長時代の50年前はこう。

「満員電車」ではなく「殺人電車」といわれました。

 

 

1970年の大阪の様子

 

最近のロンドンの地下鉄もこんなでした。

 

 

よくわかる日本とメキシコの「民度」の違い

日本では、降りる人を優先してから乗るマナーが定着している。

(私の田舎でも「おち(り)る人がシ(す)んでから・・・」とアナウンスが・・・)

 

メキシコと日本の満員列車って何が違うの?その圧倒的違いに海外の反応は?

 

満員電車を解消する手段がリモートワークだと言われても、

都会の満員電車は100年以上の歴史を持つ、

いわゆるひとつの日本の文化であり風物詩。

娘よ、頑張れ。いやなら自転車で環八を・・・。

 

 

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