論点、複雑にしているのは、ゴシップ誌とワイドショー、テレビ番組の演出にタレントやミーハーな大衆が踊らされているから。

 

以下の見出しと記事において、まず、3つ目の記事は、ドンピシャで、踊らされた姿。

松本人志氏を勧善懲悪的に悪にしようとしていませんか?でも、村重って女の子のコメント箇所の切り抜き記事だからその番組見ていないので、正直、ワシは意味がわからない記事だった。

 

「松本人志さんの飲み会にアテンドされて」…元作曲家・宇都宮ゆうこ「実名&顔出し」で衝撃告白

 

「“文春”ではなく“女性の声”に向き合って」松本人志問題でメディアが率先してすべきこと

 

村重杏奈 松本人志報道にぶ然「そもそも嘘ついてんじゃん」 石井亮次アナがすぐ修正

 

 

1つ目の記事と見出しは、記事から事実と思えるのは、芸人が女の子を呼んで飲み会やると言うこと。こうした飲み会があるのは事実っぽい。

けど、性加害の件については一切、事実と思えることはなかった。この記事の意味がやはりわからない。

 

2つ目の見出しと記事ですが、そもそもゴシップ誌がこの手のスキャンダル記事を出すのに、男女問わず登場人物の人権無視だから、女性の声に向き合ってと言っても、記事が売れればいいから、そこに向き合うつもりはそももないだろう。

まず向き合うのは、メディアの報じ方。記事を売るために嘘を書いていいのか?ってところ。それをクリアせずして、他の問題への言及や解決、論点を求めるのは難しいと思う。それに、この記事のおばちゃんが、「裁判」ではなく、文春を糾弾すべき!というが、フェアな場所が裁判以外にないじゃん。それでいて、「裁判」は必ずしも問題解決になる手段ではないと言う。弁護士の試合みたいなもんだからとかって主旨だけど、民事裁判だからね。そうでしょう。でも、裁判以外でフェアに糾弾できる場があっても、賠償とかどうするの?って思う。

性加害と言うテーマに持って行きたければ「刑事訴訟」、警察というプロの捜査機関に動いてもらうべきだと思う。

 

一連の流れで問題の観点がごっちゃ。誰もが、「性加害」にテーマを持っていこうとしている。でも、文春側のでっち上げ、Aさんは文春に利用されているのであれば、そもそも、そうした観点で、「女性の声に向き合って」だと思う。それも含めて。

 

フランスの例では、例のセクト規制法の件で、デマ報道によって被害を被る組織や団体が出てくることが問題となって、報道の自由を侵害しない範囲で規制の法整備をした。だから、フランスはゴシップ、フェイクニュースについては非常に厳しい目を持っている。

 

ワシは、まず、「報道、見出しと記事の内容」の事実関係の部分でのしっかり議論すべきだ。事実と異なる報道。これは規制されるべきです。

松本人志さんはここをまず正したいのでは?

報道・表現の自由は侵害されてはいけなけど、事実と異なる報道や、特定の人物を追わせる表現で非難するような発信は抑制されるべきで、人目を引くための嘘はアカンね。

 

性加害をテーマにこの一連のゴシップ誌での報道を捉えようとするのは無理がある。けど、テレビ局はそいう方向へ持っていきたいんでしょ。

もう、テレビは報道という2文字を使わない方がいい。でも、ゴシップに追従してんだ。前回コメントしたけど、仕事してない。

独自取材とか、独自検証とか。芸能人、プロダクション、スポンサーとWIN-WINの関係を築けないのであればそもそもダメ。結局、数字、視聴率、利益至上主義ではダメですよ。

 

エンタメ業界に人権意識を持ったビジネス文化というものを持たないとならない時がきているわけですよ。