KICA 南山の部長たち ★★★★

 

 

キャスト

 

イ・ビョンホン

イ・ソンミン

クァク・ドウォン

イ・ヒジュン

キム・ソジン

ソ・ヒョヌ

キム・ミンサン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大統領暗殺事件の40日前

 

ワシントンD.C.で開かれた下院議院聴聞会で

アメリカに亡命していた元KCIA部長パク・ヨンガク(クァク・ドウォン)は

コリアゲートについての証言で

パク大統領を革命への裏切り者と述べる

 

 

激怒したパク大統領の命令で

キム・ギュピョン部長(イ・ビョンホン)はアメリカに向かい

友人でもあるパク元部長に

出版しようとしている回顧録の原稿を渡すよう迫る

 

 

パク元部長から

大統領がKCIAよりも信頼する秘密情報組織

「イアーゴ」が存在することを聞かされる

 

帰国したキム部長は大統領に

パク元部長を許してくれるよう懇願

元々は3人とも革命の同志であった

 

 

クァク・サンチョン大統領警護室長(イ・ヒジュン)と

キム部長の確執が次第に露になってくる中

パク元部長による回顧録「革命の裏切り者」が流出

キム部長はパク大統領の怒りをかう

 

 

キム部長は部下からの報告で

クァク室長がパク元部長の暗殺を

計画しているという情報を得る

大統領にパク元部長の暗殺を示唆され

クァク室長ではなく自分が友人を暗殺することを決意

現地で雇ったアルジェリア人を使い

パク元部長を誘拐

パク元部長は一度は車から逃げるが

キム部長の部下に見つかり射殺される

 

 

パク政権への反発が強まりデモが頻発

戒厳令による軍事行動で鎮圧しようとするクァク室長と大統領

民主的に問題を解決するべきだというキム部長とは対立

キム部長から大統領の信頼が失われていく

 

 

キム部長は

自分は呼ばれなかった大統領とクァク室長の会食を盗聴

そこで大統領が自分の暗殺を示唆する会話を聞いてしまう

 

 

激しさを増す釜山でのデモ

大統領は軍事的鎮圧を支持

議会による民主的解決を主張するキム部長を

大統領は見限る

 

 

 

大統領に宮井洞での宴会に招かれたキム部長は

参謀総長を招いて別室で待機させる

大統領の暴走を止めることは出来ないと判断

金庫から拳銃を取り出し・・・

 

最後の希望をかけて

大統領に辞任を迫るが激しく叱責される

 

 

キム部長は大統領に拳銃を向ける

掴みかかって来たクァク室長を銃撃

クァク室長は右腕を負傷し床を転がる

キム部長は大統領に向かって発砲

銃弾は右胸を貫く

キム部長は大統領の頭に銃を撃ちとどめを刺す

 

 

参謀総長と車で館を出たキム部長は

中央情報局がある南山か陸軍本部か

どちらへ向かうかを尋ねられ陸軍本部へ向かう

軍で逮捕されたキム部長は

陸軍高等裁判で死刑を言い渡される

 

 

全斗煥保安司令官による捜査発表

 
キム・ジェギュ前部長は
大統領が警護室長に目をかけ
自信を信頼していないことに
不満を募らせていた
 
特に釜馬民主抗争を巡って
自身の解任が取り沙汰されて
不安に駆られた結果
疑心暗鬼になり
大統領と護衛室長を殺害した
 
自身が大統領になるという野望に基づく
内乱目的の殺人事件である
 

 

キム・ジェギュの最終陳述

 

私が10月26日革命を起こした目的は

民主主義を回復し

国民が犠牲になるこのを防ぐためでした

決して大統領になるためではありません

私は軍人であり革命家です

したがって私はこの最終陳述で

私自身の命乞いを

するつもりは断じてありません

裁判長におかれましては信念に従い

私に相応の刑罰を与えてください

以上です

感謝します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想は・・・

 

 

 

 

 

 

 

この映画も9月19日で配信終了でした😅

良かった見られて

 

 第93回アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作

大統領暗殺47日後には

軍部の新たな勢力がクーデターを起こし

再び軍事独裁時代の幕が上がった

 

 

 

大統領の理髪師」から続きこれを見ましたが

官邸の理髪室で髭をそっているシーンがありました

同じ時ですが映画の雰囲気は全然違います

 

 

共に起こした革命の意義を忘れ

権力に溺れ独裁者になっていく大統領の暴走を

止めようとするイ・ビョンホン

国家と心とのジレンマで葛藤する演技が良いなあ

イ・ソンミンももちろんいいのですが

ビョン様は特別表情が魅力的だといつも思う

 

英語を話すシーン

あれっ?と思ったのですが時代背景を考えて

わざと下手に発音したようです

さすがです

 

 

警護室長イ・ヒジュン

マウス」の時より大きく感じましたが

このためにかなり体重を増やしたらしい

すぐに戦車を呼ぶ奴でした😅

 

 

 
 
最後に金庫から金品を持ち出す人
のちの大統領になる全斗煥らしいです
1987、ある闘いの真実」の時の大統領ですね
 
大統領を撃った後
血で滑ってこけるのですが
あれはどういう意味だろうか
 
 
あんな風に至近距離で暗殺されたんですね
 

 

中央情報部とは

 

KCIAと略称

 1963年 12月の中央情報部法  により設置された諜報機関

その職務範囲は

内外の保安情報収集

国家機密の保持

刑法上の内乱、外患

軍刑法上の反乱,利敵

国家保安法上

反共法上の犯罪捜査など国政全般

 

朴正煕政権下では

一つの政治勢力として

軍部と張合った

部長の任命権は大統領

 

1979年の朴大統領殺害事件後は

機構は縮小され 

80年国家安全企画部 NSPに改称

 

何かとよく出てくる安企部です

今「スノードロップ」を見ていますが

出てます!安企部

 

 

日本の情報機関は?

内閣情報調査室、公安調査庁、公安警察他

内閣、法務省、外務省、防衛省、自衛隊なんかに

別れていろいろあるよう😅

 

 

 

この時代、近々で3本見ましたが

演じている俳優さんも違うし目線も

 

興味深く視聴出来ました!!