カルテット第2話 | 普通のサラリーマン佐藤君の日記

普通のサラリーマン佐藤君の日記

普通のサラリーマンの感じたこと・思ったこと等々をお話しさせて頂きます。皆さんと共感できれば、とても嬉しいです。

今ブログ見直し中です。

 

許してね!

 

↓お部屋に光を!人生にもっと光を!

 

 

カルテル第2話だよ!

 

さすが「Mother」「Woman」「最高の離婚」等の数々のヒット作を打ち出してきた脚本家・坂元裕二だ!

 

画面一つ一つが、絵になっている。

 

会話の一言一言が、きらめく日常の感情表現を超えて、ある思いへと昇華している。

 

ストリー展開が、様々な伏線を配しつつ、大きな事実に立脚した必然的な帰着に向かっている。

 

4人の偶然の出会いが、それぞれの思惑を背景とした必然であったことが徐々に明らかになって来る。

 

満島の出会いに関する動機は既に明らかになっている。

 

松の「失踪した夫の母親」からの調査依頼だ。その

 

母親は、松が息子を殺したと思っている。

 

 

また今回は、松田の出会いの動機が、松に対する思い、ストカー行為であったことが明らかになる。

 

高橋も、謎の二人の男との何らかの絡みが暗示される。

 

偶然の4人の出会いの背景と共に、松たか子の失踪した夫のキャラクター、その夫との関係が影のモチーフとなっている。

 

音楽好きという共通点、そして、それぞれが微妙に違う音楽への思いを持っている。

 

それぞれが持つ人生の背景が、局面局面で、会話の交錯の中で

彩を放ち、

また、

影を落としていく。

 

人は関係ができると、必ずそこに感情が介在してくる。

 

その感情が思い通りにいかないことが苛立ちであり、

また、そのミスマッチが

その関係性に

独特の光彩を放ってくる。

 

その色合いの表現がみごと。

 

長セリフの口上と、日常茶飯的な小さな舞台設定のバランス。

 

満島と松田のコンビニでの会話のやり取りは、ちょと胸に迫る。

 

また、今回は松田と仕事場の年上の女性の絡みが良かった。

 

あるあるの日常的関係性と、

瞬間的に一歩踏み込んだ個人的な関係の成立、

更に

その刹那の経験が

思い出に位置づけられる現実。

 

このドラマは、

全体ストリーの謎掛け的な展開の面白さと、

個別的な人間描写の魅力に縁どられ、

今後も目が離せない。

 

 

キャストの簡単紹介

松たか子 巻真紀 役
第1バイオリン。普段は東京で生活し、週末だけ軽井沢に通う主婦。

満島ひかり 世吹すずめ 役
チェロ。定職を持たず、司の祖父が所有する別荘に住みつく。いつも寝てばかりだが、ある目的のためにカルテットに参加する。

高橋一生 家森諭高 役
ビオラ。美容室勤務だが、うだつの上がらないアシスタント。理屈っぽくこだわりも強い。

松田龍平 別府司 役
第2バイオリン。ドーナツ会社の社員。カルテットの活動拠点として、祖父が所有する軽井沢の別荘を提供する。

↓カルテット見た後も興奮を抑えて、快眠してね!