みなさん、こんばんは!
おはようございます、こんにちは☀️
今日は栃木県宇都宮市にある「長岡百穴古墳」をみなさんにご紹介したいと思います📓🖋️
✳️長岡百穴古墳✳️
栃木県宇都宮市の国道の傍らにひっそりと佇む遺跡。
穴だらけの外観はインパクト抜群です!
かつては「古墳」として造営されたと言われるこの横穴には「弘法大師(空海)」や「百目鬼(どうめき)」という、妖怪など様々な伝説が残されています!
✳️宇都宮環状道路✳️
宇都宮環状道路の一部となっている国道119号線。
交通量も多く飲食チェーン店もあり、賑やかな印象のある道路の傍らに「穴」だらけの光景が突然姿を現わします!
✳️県指定史跡✳️
こちらの「長岡百穴古墳」は県指定史跡となっています✨
7世紀前半に造られたとされる「横穴式古墳」で全部
で「52基」が確認されています。
横穴はぎっしりと集まっているため、面積は想像よりもずっとコンパクト。
穴の奥行きは1~2m程です。
✳️長岡岩✳️
この横穴が掘られている岩は「長岡岩」と呼ばれる「擬灰石」です。
軟質のために柔らかく、掘りやすいのですが、その分強度に欠けるため、破損も多く見受けられます。
かつては「扉石」があったとの事ですが、その面影は現在は見られません。
✳️埋葬地✳️
「古墳」=「お墓」である為、この穴(この地)は元々「埋葬地」でした。
近くには「瓦塚古墳」などの立派な「前方後円墳」があるため、こちらの「百穴古墳」は身分が低い方達が埋葬されていたと思われます。
✳️穴の中には石仏が...。✳️
各穴の1つ1つに「石仏」が掘られています!
これらの「石仏」は室町時代~江戸時代に掘られたものだそうです。
✳️弘法大師(空海)✳️
また、この「石仏」には「弘法大師」こと「空海」にまつわる伝説が残されています。
かつて、この地に訪れた「空海」は、草木が生い茂り、荒れ果てた「横穴式古墳」を整え清めたそうです。
その際に各穴に「観音像」を刻んだとされています。
✳️百穴観音堂✳️
穴が並ぶ岩肌には「百穴観音堂」も建てられています。
こちらの「百穴観音堂」は比較的新しく建てられた「御堂」のようです。
✳️小杉放庵の歌碑✳️
「観音堂」の横手に「小杉放庵」の歌碑があります✨
「百穴に百の仏の階段すみたまう
長岡の村 かすみたまけり」
✳️祠✳️
「小杉放庵」歌碑の横手に木製で出来た階段があります。
この階段を歩いて昇って行くと...。
「祠」が祀られていました!
この祠についての詳細は不明です。
✳️百目鬼(どうめき)✳️
「長岡百穴古墳」について調べていると「百目鬼」という言葉が良く目に入ってきます。
✳️百目鬼とは??✳️
この地に伝説が残る妖怪で「百目鬼」と書いて「どうめき」と読みます。
かつて、この「百穴」には百匹の「鬼」が棲んでいました。
それらを束ねていた鬼は、ある日「鬼をやめたい。」と思い「本願寺」というお寺に向かいます。
仏門に帰依した事で、人間に生まれ変わる事に成功!かつては「百匹」の「鬼」の頭「目」であったことから「百目鬼(どうめき)」という名で呼ばれていたそうです。
✳️百目鬼通り✳️
そんな「百目鬼」の名は、地名として現在も残っています。
宇都宮市の塙田に「百目鬼通り」という名の道があります。
今日はこの辺で!
次回は栃木県益子町に鎮座するお寺「西明寺」をみなさんにご紹介したいと思っているのでお楽しみに♪
では、また👋
いやさか~✨