みなさん、こんにちわ!

こんばんわ、おはようございます☀️

今日は栃木県足利市井草町に鎮座するお寺「利性院(閻魔堂)」をみなさんにご紹介させて頂きます📓🖋️


✳️利性院(閻魔堂)✳️

「利性院(閻魔堂)」は井草町の商店街にあり参道が細い路地である為に見逃してしまう事もありますのでご注意下さい!

「利性院」は高さ約2mの閻魔(えんま)大王座像が正面に奉られ「井草の閻魔様」と親しまれています。
毎年1月16日、8月16日は大祭が行われ「交通安全」や「学業成就」などにご利益があり、近隣の信仰の厚い方々で賑わいます。

✳️「堂宇」✳️
当お寺は幾度かの火災で記録が消失してしまい詳しい事は分かっていませんが、古老の言い伝えや僅かな資料によりますと明暦年間(1655~1657)の創建とされています。

明治時代の大火においては「堂宇」が焼失したのにもかかわらず、信徒の方の機転により「閻魔様」の頭部のみが救われたそうです。
また明治時代の大火で焼失したその「堂宇」は信徒等の寄付により、同年中に再建され平成21年8月には「法玄寺」の住職や信徒の方々の尽力により平成の「閻魔堂」が完成されました。

現在は井草町内会で管理されており、集会所も兼ねているようです。

✳️「閻魔大王」と「十王」✳️
「閻魔大王」と言えば嘘をついた者の舌を抜く鬼にも負けない強面といったイメージですよね??
ところが「閻魔大王」は中国の道教の神で「地蔵菩薩」の化身と言われ、地獄に堕ちた人でも「閻魔大王」を信じていれば地獄に堕ちずに救われるという信仰なんです♪

✳️十王✳️
「十王」とは、仏教や道教などにおいて、死者の魂を裁く「十人の裁判官」です!
①泰広王(しんこうおう)
最初の裁判官で死後7日目の審理を行います。
②初江王(しょこうおう)
二番目の裁判官で死後14日目の審理を行います。
③宋帝王(そうていおう)
「文殊菩薩」を本地とし三番目の裁判官で死後21日目の裁きを行います。
④五官王(ごかんおう)
四番目の裁判官で死後28日目の審理を行います。
⑤閻魔王(えんまおう)
五番目の裁判官で死後35日目の審理を行います。
⑥変成王(へんじょうおう)
六番目の裁判官で死後42日目の審理を行います。
⑦泰山王(たいざんおう)
「薬師如来」を本地とする死後49日目に最終審理を行う裁判官です。
⑧平等王(びょうどうおう)
「観音菩薩」を本地とする裁判官で死後100日目を裁きます。
⑨都市王(としおう)
「勢至菩薩」を本地とする裁判官で死後2年目を裁きます。
⑩五道転輪王(ごどうてんりんおう)
「阿弥陀如来」が本地とされ「十王最後の王」です。
死後3年目の裁きを行います。

✳️奪衣婆(だつえば)✳️
俗に「閻魔大王」の妻とされます。
「奪衣婆」は三途の川のほとりで亡者を待ち受け「死に装束」を剥ぎ取る老婆の鬼です!
そして剥ぎ取った「死に装束」を大木の枝に掛け、枝のしなり具合で亡者の生前の罪の軽重を判断するそうです。
「奪衣婆、葬頭河婆、正塚婆、姥神、優婆尊」とも呼ばれます。
また「奪衣婆」が付けている「真綿」を煎じて飲むと病気が治るとも言われています。

✳️御朱印✳️

✳️ウチダメガネ✳️
御朱印はすぐ近くにあり「ウチダメガネ」さんで対応して頂けます!
また御朱印をお願いすると「閻魔堂内」を案内して頂けるので是非案内して貰って下さい♪

✳️劇場通り✳️
「利性院(閻魔堂)」裏手には「劇場通り」があります!

「劇場通り」とは1977年に開業し、1999年まで営業していた映画館です!

✳️映画「今夜、ロマンス劇場で」✳️
2018年公開の「綾瀬はるか」さん主演映画「今夜、ロマンス劇場で」のロケ地として使用されました!

元々は「足利東映」と入口看板には書かれていましたが映画ロケで使用した際に「劇場通り」と上書きし、そのまま残ったそうです。

映画のシーンではこんな賑やかな雰囲気で「劇場通り」が使われていました!

✳️足利市にはたくさんの寺社が✳️
今回の投稿はお盆時期と言う事で前回の「太平寺」そして今回の栃木県足利市に鎮座する「利性院」という「閻魔大王」がいらっしゃるお寺をご紹介させて頂きました!

✳️鑁阿寺(ばんなじ)✳️
この付近には「鑁阿寺(ばんなじ)」という立派なお寺。

✳️足利学校✳️
日本最古の学校である「足利学校」。

✳️総社 八雲神社✳️
少し足を延ばせば森高千里さんの名曲「渡良瀬橋」で一躍有名になった「総社 八雲神社」。

✳️織姫神社✳️
7つの縁結びで有名な「織姫神社」などもありますのでゆっくり観光ついでに参拝してみて下さい♪

今日はこの辺で!
せっかく2話連続でお寺をご紹介させて頂いたので、次回は「お寺参拝でやってはいけない事!」について詳しく解説してみたいと思いますのでお楽しみに♪
では、また👋
いやさか~✨