不断の生活に戻るために ベッドの上で思うこと
生まれ変わった身体と共に、この際心も生まれ変わりたい、と術後5日目のベッドの上で頭を巡らせた。
今からあと何年オレの人生が続くのか、続かないのかはわからない。
今朝、玄太郎先生の回診の時に「全て予定通りでなかなか順調なので退院は早まるかもしれない」と告げられて嬉しかったオレは「じゃあとはリハビリを頑張るだけですねー」とニコニコ顔で返したら、笑顔の先生が真顔に変わり「でも油断したらいけませんよ」と釘を刺され、こちらのニコニコ顔もヘナチョコ顔に変わるのが自分でも分かった。
衝撃を受けた 三遊亭円楽の死
毎日のリハビリも軽いものから少しずつ負荷が増えつつある。オレは傷口の痛みが残るのと腹の中のガスがまだ少し広がって残っている感じを除けばすこぶる体調は良い。そんな時に飛び込んできたのが落語家円楽の訃報!!激しいショックを受けた。
初期の肺がんで手術して7日で退院、テレビ画面のインタビューで「どこにも転移もなく良かったです!」と笑顔で答えていたのだが、、、翌年からのさまざまな病気との闘い!それに何とか耐えて復帰した矢先の死去。。
がんの部位は違うがまさに自分と重ね合わせて、そして玄太郎先生が言った『油断はいけませんよ』を思い返して沈んでしまった。
本当の自分の気持ちと しっかり向き合ってみる
不断通りに陽は東から昇り西へと沈む。
地球上余すことなく全て平等に生きるものはいつか必ず死ぬ。
それを忘れてオレは自分の人生はどこか特別なもの、人とは違うものと思いたいところがあったような気がする。
趣味のドラムや字のうまさ、柔軟な発想やユーモアなどを人から褒められたり煽てられたりすると他の同年齢の男たちとは自分は違うと勘違いしていたような気がする。
今日のこの時間から、考えと心の持ち方をリセットしよう!と思い至った。
〜以下つづく〜