
アビゲイル:このままでは・・・

アビゲイル:今はもう神話の時代じゃないから…天の恵みにも、罰にも、剥き出しの奇跡の前には、世界はとても無防備なの!それだと、私たちの願いは叶わなくなるわ!
ロウヒ:トナくそめ…おまえたちの誓いは、ロウヒの知ったことではない

アビゲイル:私の仲間には・・・私たちのカルデアには…ロウヒさんの気持ちが痛いほどに判る方々が、たくさんいらっしゃるわ!

アビゲイル:それでもみなさん、前に進むことを選ばれたの。今を生きるマスターと一緒に明日を取り戻すために助け合おうと誓いあったの!

桜雪(・・・甘い・・・その程度の説得で何とかなるのなら、ここまでの戦いになってません…ね。あのぐだ子さんの影響を受けるとそうなります…か。仕方ないのかもしれませんが・・・)

ロウヒ:あの桜雪もその想いはあるだぁよ。でも、敢えてそれを言わない…それは何故か…それは力と力で勝った時に意味をなすからだ!アビゲイル、おまえはロウヒと戦ったか!戦わず、力では不利と知って今度は、着飾った言葉と、小娘の涙で騙くらかそうというんだぁよ?桜雪が言うならまだしも、おまえが言うかアビゲイル!
アビゲイル:・・・・・・
ロウヒ:まずは桜雪・・・おまえは戦いを中断してまで発言を許した・・・まず貴様に尋ねるんだぁよ
桜雪:なんでしょう・・・
ロウヒ:アビゲイルが言いたいことは、それなんだぁよ。答えな
桜雪:ありません…ね・・・私たちの故郷、都市オウカは宇宙猫の侵略により滅亡しました。その後、地球猫も滅亡・・・それをしたのはお父様。そこから疎遠になりましたから
ロウヒ:・・・・・・
アビゲイル:桜雪さん・・・
桜雪:ですが、帰りを待つ家族ならいます。長い時間がかかるかもしれません…が。それよりも、今はこの世界と私たちの世界が交わってしまっていることの方が問題なのです
ロウヒ:なら、なんでここにいるだぁよ。それが問題なら関わらなければいいだけの話だろう?
桜雪:いいえ。すでに関わっているからこそ、関わらなければならないのです
ロウヒ:はぁ?意味がわかんないんだぁよ
桜雪:なぜなら・・・今、我らだけ引き上げることはできないのです…よ。世界がカルデアを認める機会が永遠に失われるのですから・・・
ロウヒ:・・・・・・
桜雪:我らはそれを望まない。故に絶縁宣言から世界を侵略をする・・・
ロウヒ:!?
桜雪:それを防ぐカルデアという図式が必要になったのです。まぁ・・・それはカルデアによって潰されてしまいましたが・・・
ロウヒ:はっ、それは自業自得ってやつさ
桜雪:そうでしょう…ね。ですが、彼らは私たちを友と呼んだ…なら、そういう関係になり得るかの試練が必要になる・・・ここにいない彼女はその試練をもうすぐ受けることになるでしょう。それは生半可な試練ではないです・・・
ロウヒ:そんなことは知ったこっちゃないんだぁよ
桜雪:そうです…ね。だから今回ここに来たのも、その一環
ロウヒ:は?なんでそうなるんだぁよ
桜雪:異世界がカルデアに協力し、特異点を解消する…それに意味がありますし、そういう試練の関係でこの特異点が早まったのなら、尚の事・・・
アビゲイル:!?
ロウヒ:な・・・なんだって?
桜雪:手薄の時期に特異点発生・・・これは世界が私たちとカルデアを試したもの。ですから、私たちは一時的に協力したのです。無視することもできましたが…それは、あの子の意に削ぐいませんので・・・妹の手助けをするのも、姉のつとめ。そういうものでしょう?ロウヒ・・・
ロウヒ:そうかい、そういうことかい・・・話は理解したんだぁよ。

ロウヒ:・・・これは、ただ尋ねた桜雪のものとは違う…魔女が課す試練だ。特別な質問だよ。

ロウヒ:それを断るのならば・・・早々に異世界もろとも、このポホヨラから立ち去ってもらう

出演
ロウヒ
アビゲイル・ウィリアムズ
次回1月11日公開予定
じゃ、またね( ╹▽╹ )♪
