Cｕｔ カット 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子
は内藤了氏の藤堂比奈子シリーズの第２作目になります。
第一作目のOＮについては先日記事にしてありますので
興味ある方は此方もご覧になってくださいね。
CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」は、こんなストーリーです。
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八王子市に幽霊が出ると噂になっている西洋館があるんです。
その西洋館を解体しようとする業者が
何体もの女性の死体を発見してしまい大騒ぎとなります。
その死体のどれもが身体の一部を切り取られていて
ひどく損壊されていたのです。
殺害された被害者の女性達に共通していたのは
色白で、若くて、しかもストーカーの被害にあっていたと言うことでした。
彼女たちにストーカーしていた横山宗一郎という男が犯人かと思われました。
しかし横山宗一郎はストーカー行為はしたものの
殺人犯ではありませんでした。
真犯人はクリーニング店の従業員の
「太鼓おばちゃん」というニックネームの太ったおばちゃんでした。
太鼓おばちゃんは本名を
佐藤都夜(さとう つや)
といい普段は人のいいトヨおばちゃんで通っていました。
トヨおばちゃんは元はモデルをやっていたのです。
モデル時代のプライドをどうしても捨てきれずにいました。
そのプライドが犯行動機でした。
若い時と違い
今はブクブクに太り
太鼓おばちゃんと言われているトヨおばちゃん。
クリーニング店に訪れる客に
醜い容姿をからかわれたことがどうしても許せなかったので犯行に及んだのでした。
普段は人のいいおばちゃんが
殺人犯の正体顕にして
藤堂比奈子に襲いかかるシーンはゾッとしました。
火事場の馬鹿力を発揮して
藤堂比奈子はトヨを投げ飛ばし
自分も窓から転げ落ちて
火傷と怪我を負ったものの
トヨを逮捕します。
ただしシリーズはまだ続きますし
逮捕されたことでトヨは
比奈子を逆恨みしていますので
これからの展開にハラハラします。