節分の日のために、ブログ管理人が書いた童話とイラストです。今年の節分は2月2日です。
1897年以来、124年ぶりのことだとのこと。節分は2月3日ってイメージですので、なんだか違和感ですねぇ🥰🥰🥰
イラストという名の落書き みらあじゅ画伯
















赤鬼小僧は
節分の日が大・大・大嫌いでした。
だってほら
人間たちが
「鬼は外福は内」と言って豆まきして
この日は鬼👹たちは災難この上ないからです。
節分に豆を撒かれてどこにも行けなくなってしまった
赤鬼小僧は命からがら、町外れの小さな家に逃げ込みました。
そこには、おばあさん👵がひとりだけで暮らしていました。
赤鬼小僧は、てっきりこのおばあさん👵にも追い出されてしまうのかと、ビクビクしていました。
しかしおばあさん👵は優しい声で
「福は内、鬼👹も内」と言ってくれました。
「まぁまぁ、赤鬼さんよくいらっしゃいましたねえ。どうぞ、今夜はゆっくりして行ってくださいな」
そうして、🍊みかんやら
お菓子やら
甘酒やらを出してもてなしてくれたのです。
「オイラたちを追い出したり、嫌ったりしないよ。こんな優しい人間さんもいるんだ」
赤鬼小僧は安心してその晩は
おばあさん👵の家に泊めてもらいました。
事件はその夜に起こりました!
強盗が押し行って
おばあさん👵を縛り上げたのです!
赤鬼小僧はおばあさん👵を助けようと
勇ましく金棒を振りかざして
強盗たちに向かっていきました。
しかし、まだ子供の鬼の赤鬼小僧は
逆に強盗たちにひどい目に遭わされそうになりました。
その時におばあさん👵が、ありったけの声を張り上げたのです。
鬼は👹うち
鬼はうち
鬼さん、おうちにおいで。
さあ大変です。
鬼という鬼たちが、ワラワラとおばあさん👵の家に集まって来ました。
そして
こんな良いばあちゃんをひどい目にあわすとは、何事だ!許さんぞ!
強盗たちは、鬼たちに金棒で
ボコボコにされて、命からがら逃げ出しました。
それからは毎年、おばあさん👵の家には
追い出された鬼たちが集まって、楽しいひとときを過ごしましたとさ。
強盗たちも、
あの家に押入ると
ボコボコにされて、ひどい目にあわされるので
敢えて強盗に入る間抜けな強盗はいなくなったそうです。
強盗たちは、警察に自首しました。
鬼👹にボコボコにされて、よほど懲りたんですねぇ。
刑務所から出た後は
心を入れ替えて真面目に働くようになったのです。
めでたしめでたし。