
ドラマ「相棒」シリーズの初のスピンオフ作品です。
ぼく、キウイバードのフューチャーが説明しますね。
鑑識の米沢守さんが大活躍ですよ。
相棒が初代の亀山君だった時の事件です。
時系列からいうと、初めての劇場版東京ビッグシティマラソンに絡んだ事件の直後に起こった事件になります。
東京ビッグシティマラソン大会の録画を見ていた米沢さんは、大会参加者の中に、自分の逃げた奥さん知子さんの姿を偶然見つけるんですよ。
翌日台東区の変死事件現場に駆けつけた米沢さんは、知子さんに瓜二つ、しかも名前まで同じ知子さんと知って愕然とするんですヨ。
台東区千束署の刑事の相原さんが、この知子さんの元ご主人です。
相原刑事と米沢さんは協力して極秘の捜査を開始しますが、2人とも、触れてはならない警察機構の問題、この事件では天下りですがその問題にたどりつくのです。
米沢さんが主人公ですから、杉下右京さんは少ししか登場しません。
しかし杉下さんの貸してくれた落語のCDが重要なヒントです。
語るにおちると言うのがその落語のオチです。
結局、犯人は油断して
犯人でないとわからないことをうっかりしゃべってしまい、墓穴を掘ります。
そして「税金無駄遣いしているのに横領して何が悪い」と見苦しく開きなおります。
作中、警察の天下りや税金の無駄遣い、セクハラ問題
など、後味の悪いことがでてきますよ。
そんな中で相原刑事と米沢さんの
「米沢さん、これじゃ奥さんに逃げられます」
「アンタ失礼なことを言いますな」のボケとツッコミが一抹の救いでした。
主題歌は
エレファントカシマシの「絆」です。