メロディー&クリストファー | 星導夜

星導夜

何気ない日常にも素敵なことが満ち溢れているように思います
日常のささやかなよろこび、楽しみを書き留めてみたいと思います



メロディー&クリストファーは

漫画家もとなおこさんの初期作品です。

「レディーヴィクトリアン」など、イギリスのヴィクトリア王朝の貴族を扱った作品が好きですので
初期作品も読みたくてゲットした作品です。

この作品の舞台はイギリスではなくて現代アメリカのボストン近郊の自然に恵まれた田舎町です。

メロディーという女のコは動物や草木の言葉がわかるという設定です。

幼馴染のクリストファーという男のコと一緒に探偵事務所を開いて、動物や草木の助けを借りて事件を解決していきます。

ラスト。
クリストファーは、将来考古学者になる夢を叶えるために、ボストンの中学に進みます。
しかし、クリストファーにとっては守りたい女の子はメロディーだけなので、一旦は離れ離れになっても2人の恋物語は永遠に紡がれていくのです。

微笑ましい幼馴染の話ですが、ちょっと私にとっては不満だった描写がありましたよ。

作中である大人の探偵の男性の
「女は生まれながらにしてレディだが、男は何か一人前に仕事をして男だ」というセリフ。

私の考え過ぎかも知れませんが、私は男も女も対等ではないかなと考えていますので「女の子は守られて当然」みたいなところには、ちょっと引っかかりを感じてしまった次第でした。(笑)