
副長に願って新米の1クルーに過ぎませんが惑星デューンで、みらあじゅ艦長に助けられた話をしたいです。
砂の惑星デューンでは、僕は好戦的な異星人と喧嘩して、変な言いがかりをつけられて難攻不落のアラキス監獄に入れられてしまったのです。
一緒の牢屋にいた悲観主義の木星人からは、
ここに入れられたら死ぬ迄出られないと聞いて僕は暗い気持ちになりました。
ここは、凶悪な罪人ではなくて、変な言いがかりの為に自由を奪われて閉じ込められてしまうのだそうです。
木星人の老人も、孫に子守唄を歌っていて録音しているところを、辛気臭いと言いがかりをつけられて、いきなり捕らえられたのだとか。出稼ぎで、砂の惑星にやってで孫や家族に何か買ってやりたくて、大変な仕事をしていたのです。
その時でした。
辺りが騒がしくなったかと思うと錠前と鉄格子が破壊されて、赤みがかった髪を振乱した若い娘と、初老の銀髪の男が飛び込んで来たのは。
「さ。ワルキューレに戻りましょう。」丸顔に親しげな笑みを浮かべる娘。
「艦長、長居は無用です。無実の罪人を早く開放しましょう。」
え、えええ
この人がワルキューレの艦長ですって(驚)


ワルキューレは、砂塵を巻き上げながら惑星デューンに降りたちました。
その後どうなったかと言うと。
気の毒にも、無実の罪で投獄されていた人たちは無事開放されて、それぞれの家に帰れることになりました。
アラキス監獄はワルキューレの魚雷にてめちゃくちゃになり、廃墟と化しました。
木星人の老人は、無事に孫や家族に会えることになり、大喜びでした。
デューン砂の惑星は、フランク・ハーバードの曲ですが、みらあじゅ艦長のお気に入りのクラウス・シュルツェにも、フランク・ハーバードという作品があるとのことですよ。艦長から教わりました。
ワルキューレの新米クルーより