崎陽軒横浜工場からは、ちゃーんと市営バスで横浜駅~♪ それにしても工場見学と崎陽軒の歴史...しっかりお勉強しましたゼイ(^_-)-☆

 

★ 横浜工場見学~、そして崎陽軒物語!!

   前編

         崎陽軒の名物キャラクター「ひょうちゃん」や創業時のエピソードなど、満載!

   後編

         シウマイ弁当誕生、順海閣や博雅亭の鮑博公氏、そしてシウマイ娘ついに登場!

   ※ あまり知られていない事も織り交ぜた中々の力作かナァ~♪

 

    

 

 

崎陽軒本店~・・・って、画像撮り忘れまして、ネットから拝借デス。ま、我々は地下からの入店でした。まぁ、とりあえず行きましょうゼイ・・・あ、コッチじゃなかった。あ、コッチね...お、あった、有った。んじゃあ、そのまま行きましょうゼイ!!

 

         

 

しばらく館内ウロウロして、受付OKになったので、イザ会場へ~♪ 

 

          

  

 

宴会場にご入場~。あ~ドーモ、ど~も、あらお元気ですか~とご挨拶しながら着座...アー石丸さん、お久しぶりデス。あーだーコーダーとしていると始まりました!!

 

         

 

開会のご挨拶、そして乾杯となり...番長から...えっと、千葉和正相談役から特別ゲストのご案内ですか...ん...へぇ、崎陽軒の阿部料理長からの(って、アレ)...エェ...!

 

 

そうくるか...いや~、嬉しい♪ お元気そうでなによりデス、富永眞大先輩!

 

「いいか、白土君。俺は中国料理のサービス責任者は野武士たれ、と思うんだ。飲食業界は言わば戦場。城主からの依頼で実践の場(ホール)で兵士を募るワケだ。ところが、それは烏合の衆。そこに集まるスタッフは個々だからコレをまとめられるリーダーが必要になる。まぁ、集団を持ってるリーダーをそのままブッコ抜く事が出来るのが理想かな。そしてレストランで一番重要なのは、お客様と直接応対する我々なんだ。その野武士軍団は厨房とお客様、そして経営者を己の考えで動かしていかなければいけない。そしてその合戦が終わったら、また新たな戦場を求めての挑戦が始まるんだよ。」

 

阿部料理長といえば横浜マイスター三代目で中国飯店から始まり、そうだよ、そうなるわけだ。「六本木・露天(ルーテン)」で料理長。そしてコノ方はソコで総支配人をしてたんだよね。そんな事も知らない当時の俺は、21歳位の時に移った二件目の店でアシスタントマネージャーをしていたんだ。「芝大門ホテル直営・広東料理 蘭花(ランファ)」。一世を風靡した『中国風の刺身』。そもそもは赤坂「海皇(ハイファン)」から始まったコノ料理は、瞬く間に広まりを見せた。畠中料理長は上海系の出だが、オーナーの意向もアリ、この料理等を含めて広東料理を覚えるため、阿部料理長の元にうかがっており、何かの時に俺を連れてってくれたんだ。そして「白土~、ウチも刺身やるからな」となって俺は客として露天に行って、メモを忍ばせて刺身をオーダーして、その説明を聞いてからサービスの方がいなくなってから、必死になってソレを書いたっけ。「失礼いたします、こちらは中国風のお刺身デス。コチラが香菜(インサイ)・・・」と始まるヤツだ。サーバーと箸を持ち、あえて音をたてながら・・・とかネ!今思えば畠中料理長にお願いしてもらって、クローズタイムに行って教えてもらえば済むのに、大学生になった同級生達が友達に多かった俺は、死後になった合コンをその当時よく六本木でやってたので、「露天に行く口実が出来た」と喜々として当時の彼女を連れて行ったんだよナァ~(^_-)-☆

  

     

 

富永さんと直接お会いしたのは、その後十数年経ってから。こちらも大先輩の味元さん(故人)と一緒に赤坂来店...数年後に富永さんの紹介で麹町の「登龍(麻布十番本店)」で勤務するという縁。俺が横浜大飯店に勤務してから間もなくに所要があるついでにご来店もいただきました。お年もあり日中協は退会されてから数年ぶりデスから...それはダッシュ!

 

富永さん、お久しぶりデース!!

 

 

いつもアリガトーございます、向かって左は我が部会の大黒柱、南さん!

  

 

しばし、富永さんと南さん、そして俺で歓談...でもね、独り占めするわけにもいかず、声をかけたくてウズウズしている方々が多数いるので、席まで戻りました。いや、お元気そうでなによりデス。事情により、露天は閉店。その後は西麻布の香港ガーデン立ち上げして、富永組から巣立った部下からの相談を受けてアドバイスしている時に、ホテルニューオータニ「大観苑」初代総料理長、その後いろいろされて横浜中華街の名店と言われた「三洸園」料理長、その後に関わった学士会館「紅楼夢」を任せたいと話しが来た謝文森(シャブンイン)氏から「頼むよ、トミさん」と魂願されてお手伝いし、日本に初めて「刀削麺」を導入した会社の立ち上げなどで活躍後に引退。日中協では一級試験を作る時に、いろいろとご指導いただきました。とにかく凄い方なのデス、富永眞大先輩は! ・・・って、崎陽軒賞味会でした、それでは行ってみましょう(^_-)-☆

 

 

 

オ~、今日の料理内容デス♪

 

          

 

阿部料理長のご挨拶・・・富永さんの招待、ありがとうございましたm(__)m

 

 

 

★ 崎陽軒 阿部義昭 総料理長

1954年生まれ。中国料理の名門「中国飯店」で修業。日本料理「吉祥」の中国料理部門「天苑」を経て、六本木鳥居坂ガーデン「露天(ルーテン)」にて35歳で料理長となる。平成8年より崎陽軒本店にて活躍。平成16年9月、崎陽軒本店総料理長に就任。
・ 公益社団法人「日本中国料理協会 横浜みなとみらい支部長」
・ 特定非営利活動法人「横浜ガストロノミ協議会 副理事長」
・ 平成26年度「横浜マイスター」の称号を授与

以上 ぐるなび プロフィール より

 

 

 

いっただきマース、ってグビグビは当然始まっておりまして、まさかのサプライズゲストで出鼻をくじかれた俺は、ちょっと興奮気味なのかナァ~。出来栄え見事な前菜での記憶が...広東チャーシュー、クラゲ、あ~ウニとかジュレとか、ウマいね流石ですナァという印象は確実にあるのですが...「どうぞ~♪」「あーざース」と、なりまして...中島先生と乾杯♪

 

 

最後の中華野武士である一人は中島先生なのは間違い無い。その模様はコチラにて!

https://ameblo.jp/ks-management/day-20160919.html

 

           

干しポルチーヌ茸と若鶏手羽先の蒸しスープ!

 

 

ビールと紹興酒、そして雰囲気に呑まれ気味になっていた俺をちゃんとさせていただきましたのが、このスープ。滋味溢れる味デス...あれ、これはと上画像右側のスープ皿に出したのは骨デス。いやいやこの後に美味しくいただきました。二個入ってたうちの一個は塊ままイタダキまして、なんだコノ食感はとビックリしたので肉に何か埋め込んだのかと思いきや、二個目を不思議に思い、口の中で剥がして出したら骨だったんデス...蒸篭に入れておけばホールからの合図でスグ出せる蒸しスープ。でも、素材とそれをソノ状態にするための丁寧な仕込みがあればこそ、の逸品。あ~、いやらしいな俺は。そのまま食べれば、より一層旨く食べれたのに、それを確かめるような行為は、はしたなくてゴメンなさいm(__)m

 

  

さて、『北から、南から』がテーマ!!

 

北は北海道の「帆立」、という事は公式では常呂、でもねぇ~猿払かな~♪

南で石垣島、「ヤイトハタ」は天然物よりもウマいという養殖ですかナァ~♪

 

~帆立のすり身包み特製ソース照り焼き&ヤイトハタの豆腐蒸しニンニク風味~

 

猿払か常呂か...すり身にする所がネ~、ナカナカ考えていますナァ・・・さっきの若鶏を使用した手羽先を一口で食わずに損したので、当然パクッとネ。ウン、そりゃあね~旨しデス。特性ソースは・・・、まぁ、酔っ払い的には食べた感じは記憶アリですが、何の材料とかまで言われるとネ...まぁ、アハァー、ウマしデース(#^^#)V

・常呂(トコロ)・・・http://kiyoken.com/quality/h_info.html

・青木・・・じゃなくて・・・猿払(サルフツ)・・・http://katukawa.com/?p=4964

 

そして南、ヤイトハタ。沖縄は石垣島で「育てる養殖」をしているそうデス。ちなみに“ヤイト”とは...へぇ~、今知りました。パソコンで“やいと(日本語入力ネ)”で変換すると『灸』と出てきマス。そう“お灸(キュウ)”の意味で、大型な身体に「お灸がたくさんあるハタ」という事デス。沖縄では“ミーバイ”で検索するとイッパーイ出てキマスから...ま、いただきマースね...お、この蒸し魚のタレがネ~安心のウマシ...そして、メニューを見るとあえて芙蓉の文字が!!

 

そうか、南と北の対比で共通する食感は『ふっくら』なんですネ~。素材選びからコダワルのは崎陽軒さんだからこそ出来る企業努力。そして、それを熟知して表現出来る阿部料理長の奥深さ、デスなぁ~(^_-)-☆

 

 

 

     

 

秋野菜と天然大海老、北海道産ツブ貝のソテー、菊花かけ

 

おー煌びやかな一品デス。やはり、大皿で取り分けるのがいいですネ~。最近は最初から個別の皿で出てくる店ばかりになってきましたが、サービス人員やコストの問題は重要なのですが、コースならせめて一品は大皿があって良いと思いマス。紅アズマ、シメジ、生銀杏、そして破竹・・・いや、秋だから四方竹かな? 材料によっての油通し、逆算による最後の炒め...お~旨しデース♪

 

 

 

     

  

天日干し葦きり鮫尾ひれと国産黒毛和牛頬肉のやわらか煮土鍋仕立て、蒸しパン添え

 

王道デス、フカヒレは姿デス、小さいのを使うより大きいのを1/4位で出してもらう方が数倍嬉しい。だって繊維が違いますからネ。コッテリ白湯系ではなく、スッキリ上湯系ですからあっさりといただけマス。牛頬肉もウマしデス、そして花巻、これがモチっとしてウマシ~!!

 

 

 

ツルムラサキ菜あんかけ、自家製イーフー麺

 

若返り、アンチエイジング食材として認知されているモロヘイヤを追撃中のツツムラサキ。食感はホウレン草のようで食べやすいですネ。そして伊府麺(イーフーメン)、乾隆帝の清代に美食家の伊乗紋(イヘイジュ)氏が考案したと言われており、水を使わずに玉子のみの水分で小麦粉を捏ねてから油で揚げて蒸す麺。伊さんの館(府)で出来た麺という意味デース...油で揚げて...?...素材と煮込むからフニャフニャになる、そうインスタントラーメンのヒントになったと言われている...?...ま、いいか、俺は酔っ払いだから、そうだと思わなければ普通にウマシ~(^_-)-☆

 

余談デース。大倉喜七郎氏のお抱えコック、実は父の喜八郎氏時代からの料理人で中国政府御用達の方。喜七郎氏の代になった時に赤坂の老舗「栄林」、当時和食料亭だったのだがその経営者から相談を受け「和のイメージでの中国料理店にしたらどうだろう」とアドバイスをし、その初代総料理長となったのが「顧春生」氏なのだ。酸辣湯麵で有名ですが、そもそもは中国現地まで何度も行って交渉をまとめた喜八郎氏は、この顧氏の作った伊府麺を大層気に入って、ある交渉の際に顧氏の招聘を条件の一つとして交渉、結果成功して来日されたという逸話がある(喜八郎氏の夫人談、ご興味ある方はご自分でお調べ下さいm(__)m)。

 

     

 

1996(平成8)年、横浜駅東口に崎陽軒本店は新装オープンした。創業の総料理長は故「曽兆明」氏。現代広東料理の名厨氏達を世に送り出した伝説の名店「田村町・中国飯店」出身。炎の料理人といわれた故「周富徳」氏、現在も第一線で活躍している「譚彦彬」氏の三名は横浜中華街出身の幼馴染だったそうだ...田村町、中国飯店については現在まとめているので割愛いたしますm(__)m。そして、月園、瀬里奈の中国料理店、そして赤坂・吉祥の中国料理「天苑」で料理長就任という経歴。その後渋谷東急で腕を振るっておられたそうだ。懐かしいなぁ、崎陽軒本店がオープンしてから行きました。11:30に到着したら広いフロアーは満席で、最後に座れてセーフだったっけ。そうそう、フカヒレの刺身が出始めた頃で、この時はホントに刺身状態でワサビ醤油で固めのスライスされたのを食べて・・・そだね~(^_-)-☆

 

 

なんだっけ・・・美味しいデザートでーす。美味しい料理達をありがとうございました~(#^^#)V

 

崎陽軒さんの公式ページ

http://kiyoken.com/index.html

 

 

    

 

さぁ~、そろそろ〆デス。まずは親分...あ、相談役からのお言葉頂戴で、丸井初代会長、そして相会長という流れでした。お三方にはいつもお世話になりまして、ありがとうございマス。これからもよろしくお願いいたしマースm(__)m

 

工場見学から賞味会、そしてサプライズゲストと充実した一日でした。あ、お疲れ様デス、そーですネ、横浜ですから結構帰るのが大変ですから、今日は真っすぐですよネ~、ハイ、お疲れ様でした。さぁ~て、次のエレベーターですナ...アー、お疲れ様デース!!

 

  オー、濃いナァ~、このスリーショットは♪

 

 

 

えーっと、向かって右側はご存知中島先生、そして中央は我が大先輩の野坂氏、向かって左側でソッポをむいているのが、元上司だったMrスマイル・榎本氏デース。このお三方はこれまで正式に関わった店はどこも日本の中国料理界では名店ばかりなんです。ちょっと挙げてみましょうか、福臨門、南国酒家、赤坂飯店、赤坂離宮(周氏・譚氏)、筑紫楼、楼外楼、センチュリー翡翠宮、日航唐宮、礼華、桃ノ木、星福、大珍楼、金龍(...あ、コレは赤坂の料亭でした)...凄いでしょう。あ、お二人(中島先生と野坂先輩)は東京方面ですもんネ、じゃぁ、ご一緒に。あ、おつか・・・あ~そうですね、まだ早いですネ~、でも明日は仕事じゃあ・・・アー関係ないですよね、ソーデス、そーですね、お久しぶりですから...あ、お疲れ様でした、またよろしくお願いしマース。

 

素敵な一日は、まだまだ続くようデス。

それでは、行って来マース(^_-)-☆

 

 

 

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