2014年4月24日(木)デース!!

 


    

 

目黒駅到着~、良い天気ですな。今日は楽しみにしていた「目黒雅叙園」デス。というのも現在いといろとライフワークである日本の中国料理について地道にコツコツと調べているのですが、この目黒雅叙園という由緒ある施設は非常に興味深い歴史を持っているのです。戦中から創業した“昭和の竜宮城”、そして「我らが誇る三大名所、富士ヤマ、日光、雅叙園」と自ら宣伝するほどの自信とそれにともなう実績。知れば知るほど創業者である細川力蔵氏の凄さと、その当時の日本のパワーに圧倒されました...まぁ、その話はオイオイとしていきますが、ますは行ってみましょう。

 



 おー、いきなりコレは!!

 

西口から行人坂へ向かいます。権之助坂は幹線ですが、やはり雅叙園に向かうには行人坂から行くのが通らしいです。そして坂に向かう手前にあるのが老舗の「香港園」です。そう、ここは中華の神様、そしてMr.マーボードウフと言われた故陳建民老師が四川飯店を始める前に最初にオープンしたお店ではありませんか。う~ん、感動。中を見て見たい欲求が沸き起こりましたが、今日はやめておきます。

 

★ 香港園 → http://hongkongen.com/

  ※いろいろあり、1年後に田村町・四川飯店がオープンするのです。

   気になる方は 「さすらいの麻婆豆腐」陳建民著  をご覧あれ~!!



 おーありました。

 

行人坂の案内と祠があります。いろいろな方が散策してブログでUPしてますね。画像は撮り忘れましたがこの先に大黒様で有名というよりは江戸の三大家事の火元といわれた大円寺があります。そんなに長い道ではないですが、風情ありですな!!

 

★ 大円寺(通称・大黒寺)

  http://www.tendaitokyo.jp/jiinmei/6daienji/

 

★ 行人坂について

  http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000002100/hpg000002018.htm

 

★ 目黒川架橋供養勢至菩薩石像について

  http://4travel.jp/domestic/area/kanto/tokyo/shinagawa/meguro/hotplace/11346503/


 
 

 

「庶民でもちょっと頑張れば贅沢気分を味わえる場所を作ろう。」創業者の細川力蔵氏は稀代

 

のアイデアマン。広大な敷地を斬新にそして洗練と混沌。日常の中の非日常の演出は留まる

 

ところを知らなかった。日本初の総合結婚式場、健康ランド・スパの魁である100人風呂、料亭

 

には和食だけでなく中国料理も取り入れて、なんと当時の料亭では何処もしていなかった料金

 

表の入ったメニューを用意した。豪華絢爛と言われたのにはモチロン理由がある。絵画や彫刻

 

は日本を代表する芸術家達に館内全体に描かれ、庭園は当然一流の庭師が四季を演出する。

 

古谷の丁稚奉公から始まった男の夢は現実となり、現在に受け継がれている。
 

 


 ん、あ~コレが!!

 

そーです、悲哀のヒロイン「八百屋お七」。大惨劇となった江戸の大火事は一つの恋を生んだ。そして別れ。男を忘れられないお七は「火事になればあの人に会える」と実家に火をつけるがすぐに鎮火。お七は処される。お七亡き後に男は僧となり、一万日(27年間)に渡る荒行の時に水垢離(みずごり)をとったのが、この「お七の井戸」だそうです。

 
 切ない恋の物語ですね!

 

★ 八百屋お七

  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%99%BE%E5%B1%8B%E3%81%8A%E4%B8%83

 

★ 雅叙園バージョン

  https://www.megurogajoen.co.jp/blog/staffblog/archives/detail.html/?contentid=2723

 

 

(・・・★▽■・・・ムムム・・・)としばし感傷に耽っていると、「あっ、庄司先生、お疲れ様デース」と我がサービス部会ではなくて、中国料理サービス技能支部でした、の酒仙人登場。「おー、お疲れ、何やってんの?」と言われ、「いや、別に、アハハハハ、まぁ行きましょう」と、二人で雅叙園に突入しました。

 


 

 

定例会の場所は「旬遊記」なので、そのまま道なりに直進です。なんともいえない雰囲気ですね。雅叙園の景観についてやアレコレは多くの方がいろいろなカタチで表現されているので、実際に一度は行かれる事をオススメします(^_-)-☆

 

★ 目黒雅叙園

   https://www.megurogajoen.co.jp/

 


 

 


 

 

この地で80年以上の歴史を持つ雅叙園は1931年創業。実際は遡る事3年、東京芝浦で料亭としてスタートした。第一次大戦後の不況、そして関東大震災がおき、さらに昭和恐慌真っ只中の日本。どんよりとした重苦しい雰囲気の中で創業者の細川力蔵氏は一つのオアシス、竜宮城と呼ばれた非日常の世界を提供したのだ。金本位体制から管理通貨制度へと移行し、円安の力を使い輸出増大で急速に復興していく日本経済。米英によるブロック経済、それを打破するための拡張政策。軍部の発言権は大きくなり、第二次大戦。そして創業者の他界で目黒雅叙園は...などとこの当時のお勉強をしてから行かれると非常に興味深く見れますよ!!

 


   

 


  大人数対応の個室「仙遊」!!

 

さて、「平成26年度 第一回 日本中国料理協会 サービス技能支部 定例会」は旬遊記の個室で行われました。そうそう、円卓の上にある回転盤は日本で生まれて、やがて中国本土に伝わったのをご存じですか?そうなのです、ここ目黒雅叙園でターンテーブルの発祥といわれているのです。まぁ、イギリスではレイジースーザンと呼ばれ18世紀にはあったとか、日本橋の濱の家や日比谷の山水楼には雅叙園前に使用されていたとか諸説ありますが、「日本が誇る三大名所、富士山、日光、雅叙園」といわれた通り、国内はモチロン、諸外国からの来訪も多く、さらに芸術的価値まで高められた雅叙園の円卓は日本画家が盤図を受け持ち、一流の漆塗師が手掛けたので、モノが違い人々の目を惹いたのは間違いない。やはり「円卓の上に乗る回転盤が世界中に広まったのは目黒雅叙園からだ」という、その円卓はおういうカタチでした。

 


 

 

二重構造です。細川力蔵氏は円卓の料理を立ってとっているお客様を見て大変だろうと思い、「そうだ、回るようにすれば便利だ」という所から回転盤を発送したといわれているのですが...結局高いので、この状態では、やはり立たないと料理がとれませんネ\(^o^)/

 

という事で今回の議題は、毎年3月に行われていた「中国料理飲食服務員検定」(サービス検定試験)の2級、3級の実施が8月になりました。そしていよいよ1級の実施に向けて、などを話し合いました。ご興味のある方はご説明しますのでご遠慮なくお問い合わせ下さい。

 

★ 日本中国料理協会

   http://www.jaccc.or.jp/contact.htm
 

 

会議も終了し、宴会場に向かう前に旬遊記マネージャーの古賀さんと名刺交換会。そうしたら「個室ご覧になりますか?」と言われ一同「ぜひ」という事で見せてもらいました。

 

 

★南風

 
 

 

 

★ 玉城 ここに円卓第一号の復刻があります!!

 
 

 

古賀マネージャー。ありがとうございました。今度女房殿とお邪魔しマース(^_^)/

  

★ 目黒雅叙園 東京チャイニーズ 旬遊記

   https://www.megurogajoen.co.jp/restaurants/shunyuki/index.html/

 

 

と、いう事で「千と千尋の神隠し」のモデルとしても有名な雅叙園。館内は豪華絢爛な和的オリエンタルと申しますか、凄いですね。そうそう、凄いと言えばココによってから宴会場にいきましょう!!

 


 ここです、なんと1億円!!

 


 さて、なんでしょう?

 


 この場所が1億円!!

 


 

 


 そう、トイレでした\(^o^)/

 

トイレだけで総工費用一億円だそうです。全面改装から10年ほど経っていますが、凄いですね。非日常を演出する雅叙園ならではの気遣いでしょうね。さぁて、スッキリしたので宴会場に行って美味しい料理をいただきマース(^0_0^)b

 

  

 

 

★ 目黒雅叙園で、理事会&賞味会(^_-)V 【後編】

  

 

 

 

 

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