「はだしの子は賢い(さらに幸せ)」 | 佐藤晃一のブログ

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アスレチックトレーナー

 
「はだしの子は賢い(さらに幸せ)」
というタイトルのスペイン語のサイトです。

写真を見たとき、きっとそういう内容だと思ったらそのとおり。赤ちゃんはできるだけはだしで歩かせた方が刺激になっていい、という内容です。(Googleには翻訳サイトがあるので、本文をコピー、貼り付けすれば日本語でだいたい読めます。)

身体機能的な面から言うと、靴を履かせてしまうと靴が足のサポートになってしまい、赤ちゃんが自らのサポートシステムである、足のアーチを形成するのを妨げてしまうのではないか、ということです。逸話かもしれませんが、Janda(http://www.jandamethod.com/)がアメリカに来たとき、偏平足の多い人が多いのに驚き、それは靴を早く履かせすぎたからではないか、ということを聞いたことがあります。Jandaを含め、Prague school(http://www.rehabps.com/REHABILITATION/Home.html)と呼ばれる、チェコ出身の治療家は、赤ちゃんの発達過程を重要視していて、大人のリハビリにもその方法論を取り入れています。

ちょっと話がそれました。ちょっと簡略化しすぎですが、水だけやればいい球根のように、赤ん坊は食べ物をあげて、おむつの世話をすれば、勝手に寝返りを覚え、ハイハイを覚え、立ち上がり、歩き出します。アーチの形成もその過程のひとつです。ということは、靴を早く履かせてしまうのと同じように、自分で座るのを覚えていない赤ちゃんを座らせたり、同じように立たせたり、歩かせるのを助けたりすると、その動作をするための機能(筋、神経、関節など)が備わっていないので、本来とは違った方法でその姿勢を維持しようとします。これはいわゆる代償動作の始まりです。まあ、もちろんそうやって育った人はたくさんいるので、大騒ぎする必要は無いと思いますが、面白いですね。

最近のはだし、はだし感覚のトレーニング、リハビリはこの辺からきているわけです。